「効果を発揮するFacebook広告を作りたい・・・・・・」
Facebook広告を出稿する際は様々な設定がありますが、基本はFacebookにお任せする設定で問題なく、一番重要なことはクリエイティブの作成です。
クリエイティブとは、画像、動画、テキストなどの広告素材のことで、作り方次第でクリック率を大幅に左右します。
本ブログは、クラウドファンディングを中心としたノウハウをお伝えしていますが、クラファンでも支援者に認知拡大するためにFacebook広告はよく使います。
特にスタートダッシュを左右する事前集客では、いかにFacebook広告でいかにクリックされるかが重要になります。
そのため、今回はクラファンの経験なども踏まえて、反応率の高いFacebook広告のクリエイティブを作る方法を解説します。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- Facebook広告のクリエイティブの作り方がわかる
- 反応の高いFacebook広告を運用できるようになる
- 様々なビジネスでFacebook広告を運営できる
Facebook広告のクリエイティブを構成するのが画像、動画、テキスト
※Meta公式サイトを元に作成
冒頭でもお伝えしましたが、Facebook広告のクリエイティブを構成するのは画像、動画、テキストの3つの要素です。
Facebookユーザーの多くは、スキマ時間の暇つぶしなど何となく利用している場面がほとんどです。
また、約98%はスマホでFacebookを利用しているというデータもあることから、Facebookユーザーの大半はスマホです。
つまり、肩の力を抜いてスマホで寝転びながらFacebookを閲覧しているので、いかに興味付けができて、目を惹くクリエイティブを作成できるかどうかが重要です。
そのため、Facebook広告のクリエイティブについては、どの要素も重要なのですが、敢えて優先度を付けるなら「画像>テキスト>動画」です。
何となく受動的にFacebookを見ている人にインパクトを与えるには、文字より画像だからです。
そのため、いかに画像でいかに商品・サービスの魅力を伝えるかが重要となります。
テキストについては、最初の1~3行でいかに伝えたいことを伝えるかが重要になります。
動画については作った方がいいのですが、Facebookユーザーが「全部見るのはめんどくさい」と負担に感じるので画像よりは優先度が下がります。
動画を作成するにしても、せいぜい10~30秒くらいに抑えるといいでしょう。
Facebook広告のクリエイティブは、1つだけでなく、画像や動画などいくつかパターンを作ってみて、テストして効果測定するのが一般的です。
クリック単価(CPC)やリスト獲得単価(CPA)が低いものだけを残して、全体的に反応を高めていきます。
以上のことを踏まえて、画像、動画、テキストについて詳しく解説します。
クリック率を高くする画像作成3つのポイント
Facebookユーザーの視線動線を考えたときに、最初に目に飛び込んでくるのが画像です。
そのため、いかに訴求力が高く、クリックしたらどんな情報を得られるのかを画像で伝えないといけません。
そこで、クリック率を高める画像作成のポイントをお伝えしていきます。
クリック先のLPと統一性のある画像を積極的に使う
Facebook広告を利用する際、クリック先は何らかの申込みや登録をしてもらうためのLPであることが大半です。
ですが、Facebook広告の画像とクリック先のLPで大きな乖離があると、例えクリックしたとしても、その後の申込みや登録に繋がりません。
つまり、CPCの数値が良くても、CPAが大幅に悪化することになります。
そのため、LPのトップ画像など、LPで使用している商材画像を積極的に利用して統一性を図ることがおすすめです。
クリック先のLPのデザインの雰囲気や、画像に散りばめるキャッチコピーについては統一感を保つようにしましょう。
利用シーンやベネフィットが伝わる画像を利用する
Facebookユーザーは、まずは画像だけで商品を実際に使っているシーンやベネフィット(消費者にとってのメリット)を想像します。テキストに目を通すのはその後です。
そのため、画像で商品の魅力が十分伝わるものになっている必要があります。
クリック先のLPと統一感があることが前提となるため、もし商品のベネフィットが伝わる画像作成が難しい場合は、LPでも十分訴求しきれていない可能性があります。
そのため、ベネフィットが伝わる画像がうまく作成できない場合は、LPも併せて修正が必要になるかもしれません。
画像内の文字は最小限に抑えて画像で魅力を伝える
以前、Facebook広告のクリエイティブには、画像内のテキストを20%以内にしなければいけないという「20%ルール」がありました。
現在、この20%ルールは撤廃されていますが、文字を詰め込みすぎず、なるべく画像で魅力を伝える方がクリック率は高くなります。
どんなに伝えたいことが多い商品でも、あまり画像内で様々な情報を詰め込んでも、何となくFacebookを閲覧しているユーザーにはスルーされるでしょう。
ちなみに、20%ルールを撤廃したあとも、Meta社はあまり文字を詰め込みすぎないことを推奨しています。
画像広告や動画広告内のテキストオーバーレイは、広告メッセージの重要な要素に注目を集められる有効な手段です。
推奨するのは以下のようなオーバーレイです。
- 現代的ですっきりした大きめのフォントを選択し、対照色を使用するようにしましょう。
- ビジュアルの邪魔にならないようにしましょう。
- 伝えるメッセージが多くならないようにしましょう(一般的に広告のCTAは1つにするべきです)。
※Metaビジネスヘルプセンター「テキストオーバーレイとセーフゾーンについて」より抜粋
CTAとはCall To Actionの略で、「行動喚起」を意味する言葉です。
つまり、Meta社は行動喚起を促すメッセージを1つに絞りましょうと言っています。
そのため、あれもこれも伝えることなく、一番伝えたいメッセージを要約した文字を挿入するようにしましょう。
また、そういう意味では画像がごちゃごちゃしているのもNGです。目を惹くような焦点はシンプルに1つに絞るのがいいでしょう(これは動画クリエイティブでも同様です)。
クリック率を高くするテキスト作成2つのポイント
クリック率を高くするテキスト作成のポイントについてお伝えします。
Facebookユーザーは、画像のあとに詳細な情報をテキストで読み取ろうとします。
テキストでは、クリックするとどんな情報を得られるか、伝えたいことを最初に簡潔に伝えることが重要なポイントになります。
一番伝えたいことを最初の3行で伝える
テキストでは、「最初に簡潔に伝えること」を一番優先させる必要がありますが、具体的には最初の3行で伝えるようにしてください。
文字数にすると、だいたい60文字程度の短い文章になりますが、4行以降では「もっと見る」の表示で折り畳まれてしまうのです。
4行目以降は、最初の3行で興味を持った人しか読まないので、最初の3行以内で訴求力を担保しないといけません。
見出しでも伝えたいことを伝える
Facebook広告のクリエイティブでは上に表示されるテキスト文だけでなく、画像の下に表示される見出し文も重要になってきます。
テキスト文章よりも短く、長くても25文字以内で伝える必要がありますが、ここでも商品の魅力を伝えることが効果的です。
むしろ、見出しの方が画像の次に見られる可能性があります。
画像やテキストで伝えきれないことを補足しつつ、統一感のある見出しを作成するようにしましょう。
クリック率を高くする動画作成4つのポイント
Facebookを利用している方のなかには、動画クリエイティブのFacebook広告を見たことがある方も多いでしょう。
しかし、商品にもよりますが、動画クリエイティブは画像よりも反応が下がるというデータもあります。
また、動画の方が手間はかかるので、基本は画像中心でクリエイティブを作成することで問題ないでしょう。
とはいえ、動画クリエイティブでも画像より反応が良くなることもあるので、余裕があれば作成した方がいいのは間違いありません。
動画クリエイティブは、Facebookユーザーが動画を見て離脱しないことが重要ポイントになるので、以下のことに注意するようにしてください。
動画の長さの目安は10~30秒目安
Facebook広告の動画クリエイティブの長さは、だいたい10秒くらい、長くても30秒くらいに抑えるのが目安です。
15~20秒くらいを目標にするとちょうどいいでしょう。
かなり短めに感じますが、流し読みをしているFacebookユーザーに対して、長すぎる動画はストレスを与えてしまい離脱しかねません。
もちろん、無形商品など30秒以上あった方がいいこともあるので目安に過ぎませんが、短い時間で商品の魅力を伝えきることを意識してください。
特に最初の3秒が大事
短い時間の動画クリエイティブのなかでも、もっとも力を入れて商品の魅力を伝えるなら最初の3秒が重要です。
最初の3秒で商品の概要や魅力が伝わらないと、流し読みするユーザーにはその時点で離脱されることになります。
そのため、最初の3秒で商品の魅力が伝わったり、ターゲットの悩みや欲求に訴求したりするメッセージや映像を流すようにしましょう。
動画の最後に行動喚起を促す
10~30秒と短い動画ですが、最後に行動喚起を促すメッセージを入れましょう(CTA)。
つまり、「限定○○人」「早期申込割引あり」「○○日間限定」などクリックを促す一言を入れて、「詳細はこちら」とクリックを促すのです。
動画クリエイティブを最後まで見ているということは、ある程度の興味は持っているので、行動喚起を促すことで取りこぼしなくクリックしてもらいましょう。
ミュートでも伝わるような動画にする
Facebookユーザーは、動画でも音声をミュートにして視聴する傾向があります。
実際にFacebookを利用している方であれば、ほぼ動画はミュートにしているのではないでしょうか?
そのため、ミュートでも伝わるようにテロップなどを入れながら訴求するようにしましょう。
【まとめ】Facebook広告はクリエイティブが一番重要
以上、Facebook広告で一番重要なクリエイティブについて解説しました。
Facebook広告では、商品について何も知らない消費者が興味を持つ一番のきっかけになります。
パッと見で興味を惹くように、簡潔に商品の魅力を伝えるようなクリエイティブを作成しましょう。
また、様々なパターンを作ってテストして、反応のいいクリエイティブだけを残すことも重要なポイントになります。
なお、クラウドファンディングのプロジェクトの認知拡大を目的とした広告戦略については、拙著「物販×クラウドファンディング実践大全」に詳しく掲載しています。
また、物販クラファンについては、無料相談を随時受け付けています。興味のある方はお問合せフォームより気軽にご連絡ください。