「会社から独立してフリーランスになりたいが、どんなスキルが必要?」
ご自身の職種に合った専門技術と知識を高めることはフリーランスでも会社員でも必要ですが、フリーランスでは専門技術以外のスキルが求められることがあります。
また、ただ単にスキルアップすればいいのではなく、収入に直結するスキルを上げなければ意味がありません。
そこで、今回は収入アップしたいフリーランスが求められるスキルについて詳細解説します。
まだ副業中で将来会社から独立しようと考えている方は、今のうちに本記事でお伝えしているスキルを身に付けておくといいでしょう。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- フリーランスに求められるスキルがわかる
- 効率的にスキルアップしながら収入を上げる方法がわかる
フリーランスに求められる5つの必須スキル
まずは、フリーランスに求められるスキルについて解説します。
専門技術や知識以外にも、フリーランスには求められるスキルが複数あります。
机上で学んでスキルを身に付けることも大事ですが、仕事して収入しながらスキルアップすることはもっと重要です。
いずれも実践しながらスキルアップできるものばかりなので、ぜひ身に付けてください。
仕事で使える専門技術・知識
専門技術・知識が必要なことは、説明するまでもないでしょう。
ただし、ただ単に専門技術や知識をインプットしていけばいいかと言われればそんなことはありません。
仕事の現場でアウトプットできるものでなければ意味がないためです。
よく、「資格をたくさん取ってキャリアアップしようとして全然資格が活かせない」という話を聞かないでしょうか?
それと似たような話で、やたらと専門技術を磨いても、全然仕事で活かせないと意味のないものになります。
あくまでも必要なことは、「仕事で使える専門技術・知識」であって、それ以外のスキルの優先順位は下がります。
顧客のニーズに合わせながら、必要な専門スキルを磨くようにしましょう。
仕事を獲得する営業力
フリーランスになると、会社のように誰か営業担当の人がいるわけではないので、自分で仕事を獲得する営業スキルが求められます。
専門技術があっても、仕事を獲得する力がなければ力を発揮できず、収入が上がりません。
実は、仕事を獲得する機会は思った以上に多く存在します。
- クラウドソーシングサイト
- ビジネス系の異業種交流会
- 知人からの紹介
- SNSやホームページ、ブログ
- 直接電話、FAX DMを送る
詳しいことは、以下の記事をご覧ください。
https://zaitaku.crowd-funding.co.jp/free-lance-sales/
顧客のニーズに対応するスキル
先ほども少しお伝えしましたが、専門スキルを磨いても、顧客のニーズに対応するスキルがないと、せっかくの専門スキルを活かせません。
ニーズがなければ顧客が集まることはないので、収入も上がりません。
専門スキルは高くて、営業力もそれなりにあるのに、全然仕事が獲れない場合、顧客のニーズに対応するスキルを付けると収入アップを実現できます。
そのため、顧客から何か相談があった場合は、次のことを考えるようにしましょう。
- どんなことが求められているか?
- 課題を解決するには何を提供すればいいか?
- 自分の提供できることは何か?
- 他のフリーランスの力を借りることはできないか?
そうすることで、顧客に喜んでもらえる成果物を提供できるので、継続的に仕事を依頼されるようになります。
もちろん、報酬単価も上げていくことができるでしょう。
よく「フリーランスにもコミュニケーションスキルが必要」と言われますが、決して巧みな話術が必要というわけではありません。
フリーランスで必要なコミュニケーションスキルとは、相手の要望を聞いて、理解しようとするスキルと思っていいでしょう。
必要な情報を受け取る収集力と選択力
フリーランスになると、自分で重要な情報を収集するスキルと選択するスキルが必要となります。
今はGoogleやSNS検索で様々な情報が簡単に手に入る時代ですが、逆に情報が多すぎて、自分にとって必要な情報がわかりにくくなっています。
あまり情報が多すぎると、かえって何を選んだらいいか迷って、結局何もできない「選択回避の法則」という心理的な逆効果に陥るのです。
そのため、情報収集力だけでなく、自分にとって必要な情報を選択するスキルも求められることを念頭に置いておきましょう。
また、インターネットだけでなく、直接人と会ってリアルな情報を手にすることも必要です。
ネットではどうしても深い知識は手に入らず限界があります。
対面で人と会うようにすることで、自分にとって必要な情報が手に入ることもあります。
時間管理、スケジュール管理の能力
フリーランスではよく言われることですが、時間管理、スケジュール管理を徹底することが大切です。
フリーランスになると、会社のように出社時間や退社時間など、仕事する時間というものが決まっていません。
そのため、怠けようと思えばとことん怠けることができますし、逆にオーバーワークで身体を壊してしまうこともあります。
仕事を怠けたり、身体を壊したりするようなことがあれば、仕事に支障が出て納期を守ることができなくなります。
逆に言えば、自分の好きな時間帯で仕事ができるのもフリーランスの魅力です。
朝方なら朝早く起きて仕事をする、夜型なら周りが静かな深夜に仕事をするといったこともできます。
また、午前中は思考を要する仕事に集中し、午後は機械的にできる軽めの作業で力を抜くといったこともできます。
どれが正解というわけではないので、自分に合ったスタイルを見つけて、スケジュール管理を行うようにしましょう。
フリーランスがスキルアップしながら収入を増やす4つの方法
では、フリーランスが上記5つのスキルを上げながら、どのようにして収入を上げていくかを解説します。
スキルアップすることは重要ですが、顧客の要望を満たして収入を上げていくという目標を忘れないようにしましょう。
実践しながらスキルアップする
重要なことは、実践しながらスキルアップすることです。言い換えれば、インプットよりもアウトプット重視です。
「本をたくさん読んでも何も活かせない」
「セミナーに行っても行動しない」
よく言われることですが、これでは収入アップには直結しません。
逆に、実践しながら必要なスキルを取り入れていくという、アウトプットありきのインプットの方が効率的に必要なスキルを得られます。
幅広く専門技術を身に付けることも必要ですが、不要なスキルを身に付けても収入は上がりません。
実践しながら知識をインプットして改善して、また実践する。
つまり、PDCAを回しながらスキルアップするようにしましょう。
自分より少し成功している人の真似をする
会社員の頃に「仕事のできる人の真似をしろ」というのを一度は言われたことはないですか?
これはフリーランスでも同様で、成功している人が何をしているかを分析して真似することで、自分にとって必要なスキルが身につくことがあります。
- 成功している同業者に会って話を聞いてみる
- 成功している人のSNSを見てみる
- 成功している人の評判を聞いてみる
何も書籍を何冊も出していて、全国各地で講演している著名人の真似をしようという話ではありません。
身近にいる、自分より少し成功している人、少し収入の高い人の真似をするだけでも成長できます。
そういう意味では、1人で黙々と頑張るだけでなく、フリーランス同士の繋がりを持つことも効果的と言えます。
必要な専門技術が身につくセミナーや講座に自己投資する
顧客に求められている専門技術や知識であれば、セミナーや講座に行って本格的に習得するのも1つの手です。
なかにはかなりの費用がかかることもありますが、その分効率的に専門技術を身に付けることができます。
やはり専門スキルは、その道のプロから学ぶのが一番早いです。
ただし、焦って何でもかんでもセミナーや講座に参加すると、多額の費用がかかる割には効果が得られなくなります。
あくまで顧客のニーズを満たし、自分の将来の方向性とも合致している内容のセミナーや講座に参加するようにしましょう。
複数の専門スキルを掛け合わせる
専門スキルをいくつか持っているのであれば、それらを組み合わせた商品・サービスを作ることも効果的です。
複数の専門スキルの掛け合わせをすることで、オリジナリティのサービスができあがり、競合との差別化にも繋がります。
例えば、Web業界を例にすると、以下のようなものです。
- Webライティング×Webデザイン×コーディング
- Webライティング×前職の専門スキル
- Webデザイナー×マーケティン
もちろん、他にも市場価値を上げる方法はありますが、一度自分の専門スキルを棚卸ししてみるといいでしょう。
【まとめ】実践しながら必要なスキルを磨いていく
以上、フリーランスで求められるスキルと、スキルアップして収入を上げる方法について解説しました。
このうち、ご自身の専門技術や知識については、顧客のニーズに応えていきながら実践してスキルアップしていくのが一番の近道です。
もし、必要ならセミナーや講座、勉強会などに通ってその道のプロから学ぶこともいいでしょう。
フリーランスの競争は激化していますが、活躍できる場もどんどん増えています。
私も、多くのフリーランスの方の力を借りています。
自分にとって必要なスキルを効率的に身に付けて、顧客を満足させながら収入アップを実現していきましょう。