普段Amazonで売っている商品を、他販路でも販売したいと考えているときに便利なサービスがセールモンスターです。
1つの商品に対して、Amazon、楽天、ヤフーショッピングなど別々に出品しようとすると手間がかかりますし、その分出店手数料がかかります。
セールモンスターは、AmazonのFBAマルチチャネルサービスを利用して出店を代行し、ワンストップで他販路展開してくれるサービスです。
商品を1つの販路だけで売るのはもったいない、でも他販路で展開するのはめんどくさいと考えている人にはうってつけのサービスです。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- セールモンスターの概要がわかる
- セールモンスターを利用するメリットがわかる
- セールモンスターを利用する際の注意点がわかる
- どんな人がセールモンスターを活用できるのかわかる
AmazonFBAマルチチャネルサービスとは?
※Amazonセラーセントラル資料より抜粋
セールモンスターは、AmazonのFBAマルチチャネルサービスを使ったサービスなので、まずはマルチチャネルサービスの概要についてお伝えします。
FBAマルチチャネルサービスとは、楽天やヤフーショッピングなどAmazon以外に出品する商品をAmazonのFBA倉庫から発送してくれるサービスです(メルカリやラクマなどのフリマサービスは除く)。
マルチチャネルサービスを使うことによって、別々に出店する手間がなくなるので、多販路展開したい場合は非常に役立ちます。
ただ、マルチチャネルサービスを使ったとしても、
- Amazon以外の各プラットフォームの出店審査/手続きも自分でしないといけなく、しかも時間が1ヶ月くらいかかる
- 各プラットフォームの出店手数料が発生する
- Amazon以外の販路の出店の場合は電話対応しないといけない
といったことは変わりません。
これらの複雑な手間やコストを削減し、ワンストップで出品代行するサービスがセールモンスターです。
セールモンスターとは?
セールモンスターについて簡単に説明すると、商品をAmazonのFBA倉庫に納品することで、以下の大手プラットフォームに出品するサービスです。
売れたらFBAマルチチャネルサービスを活用して、自動発送してくれる多販路展開サービスです。
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- Wowma
- ポンパレ
- Qoo10
- ヤマダモール
- ヤフオク など
ビフォーアフターで示すと、以下の図のように、これまでAmazonでしか売ってこなかった人が、セールスモンスターに登録するだけで、多販路展開できます。
※両方ともセールモンスター資料より抜粋
セールモンスターによれば、日本のECサイトのシェアは、Amazonが20.2%程度で、残り79.8%は他の販路です(うち楽天20.1%、ヤフーショッピング8.9%)。
セールモンスターに登録するだけで、残り79.8%の販路を獲得できるのは、かなり大きいことです。
さらに便利なのは、各プラットフォームへの出店手数料はセールモンスター負担となる点です。
その代わり、セールモンスターは以下のようなサービス使用料金体系を取っています。
- 10商品まで初期費用無料
- 11品を超えると、1商品あたり132円(税込)の初期費用がかかる
- 特別プランSalmon1000で、1000商品まで出品可能で初期費用11万円(税込)
- 特別プランSalmon Premiumで、1,000商品まで出品可能+販路拡大コンサルティング付で初期費用165万円(税込)
- かかる料金は初期費用のみで月額費用の発生はなし
と、出品する商品点数が多いと初期費用が多くかかりますが、ワンストップで多店舗展開できる分売上は向上しますし、出店手数料がかからないのは大きいです。
※ただし、OMPで特別にもらっている紹介フォームから申し込めば50商品まで無料で出品できます。
後述するように、基本的には、セールモンスターで取り扱える商品は、自社商品や独占販売商品です。
特にクラウドファンディング後の一般販売をする場合や、OEM商品を販売するような場合は活用を検討しましょう。
セールモンスターを活用するメリット
以下、セールモンスターを活用するメリットについて、もう少し詳しくお伝えします。
各プラットフォームの登録、手続きが不要
これは先ほどもお伝えしたように、セールモンスターに登録するだけで、上記の販路が拡大できるので、各プラットフォームの登録手続きが必要ありません。
各プラットフォームの審査は、申請書や公的機関の証明書を提出する必要がある場合もあり、全部登録しようとするとかなり労力がかかります。
特に楽天は審査が厳しいと言われています。
セールモンスターを活用することで審査や手続きの煩わしさがなく、多販路展開ができるようになります。
また、セールモンスター所有の店舗に出店することになるので、すでにレビューが貯まっている店舗に出品できることになります。
そのため、消費者の印象が良い状態で販売を始めることができます。
各プラットフォームの煩雑な管理が不要
Amazonの他、楽天にヤフーショッピングと、各々プラットフォームに登録することで管理が煩雑になります。
セールモンスターを活用してワンストップで多店舗展開することにより、日頃の管理の煩わしさがありません。
各プラットフォームの出店手数料不要
これも先ほどお伝えしているように、各プラットフォームの出店手数料はセールモンスターで負担するため、支払う必要がありません。
ただ、後述するように価格面では、セールモンスターはFBAマルチチャネルを利用する関係上利益計算は注意する必要はあります。
販売開始までにかかる期間は最短7日
各プラットフォームでは、出店の審査や商品ページ作成に時間がかかり、平均的に約1ヶ月程度かかると言われています。
しかし、セールモンスターを活用すれば、最短7日で販売開始することができます。
すでに準備されたショップや商品ページを利用するので、HTMLやショップ設定をする必要がありません。
各プラットフォームの電話対応の窓口代行
セールモンスターが消費者の電話対応の窓口になるため、電話の問い合わせをする必要がなくなります。
そのため、クレーム対応にも悩まされることがなくなります。
セールモンスターを利用する注意点
次に、セールモンスターを活用する際の注意点についてお伝えします。
出品できるのは自社ブランド商品
セールモンスターに出品できるのは、基本的には自社ブランド商品に限定されます。
セールモンスターでは、自社ブランド商品を次のように定義しています。
販売したい商品のAmazonページに掲載されている画像/説明等全ての使用許可を持っている商品
つまり、相乗り出品している商品についてはセールモンスターが活用できません。
そのため、セールモンスターの対象は、クラウドファンディング後に一般販売している独占販売商品、自社商品、OEM商品にほぼ限定されます。
利益計算に注意
セールモンスターは、自分の受取金額を設定すれば、各プラットフォームの販売価格が設定されます。
しかし、受取金額=実際の利益ではないので注意してください。
これは、セールモンスターの資料にもしっかり明記されています。
また、FBAマルチチャネルサービスの配送代行手数料は、FBAの配送代行手数料より高めに設定されています。
そのため、利益率の計算は注意するようにしてください。
FBAの配送代行手数料も、マルチチャネルサービスの配送代行手数料も、不定期で改正されるので、時々チェックしておくようにしましょう。
セールモンスターでは、受取金額をAmazon販売価格の9割を目安に設定することを推奨しています。
販売できない商品に注意
セールモンスターは、自社ブランド商品に限定していることに加え、以下の商品は利用不可としているので注意してください。
- 各プラットフォームの規約に反している商品
- 電化製品はPSEマークを取得していない商品
- 無線機器を使用する商品は技適マークを取得していない商品
- セラー評価が80%未満
- 食料品、お酒、化粧品など一定の免許が必要な商品
- FBA小型・軽量商品プログラムの商品
通常10商品の無料枠を50商品まで無料で出品できる!
ここまでご覧になって、自社商品や独占販売商品を持っている方は、ぜひセールモンスターを使おうと検討しているかと思います。
先ほど料金体系についてお伝えしましたが、初期費用は通常10商品まで無料ですが、以下の紹介フォームから申し込めば50商品まで無料にしていただくことができました。
これから申し込む方は、ぜひ以下の紹介フォームからお申込みください。
【まとめ】セールモンスター利用は検討の余地あり
以上、セールモンスターの概要やメリット、利用時の注意点についてお伝えしました。
セールモンスターに登録しておけば、ワンストップで多販路展開できるので、とても便利です。
自社ブランド商品、クラウドファンディング終了後の一般販売など独占販売商品を持っている人は、ぜひ利用を検討してみましょう。
詳細は、セールモンスターのホームページをご覧ください。
クラファン後の一般販売の販路については、以下の記事も併せてご覧ください。
なお、物販クラファンについては、無料相談を随時受け付けています。興味のある方はお問合せフォームより気軽にご連絡ください。