クラファンおかわりをするならキャンプファイヤ(CAMPFIRE)とマチヤ(machi-ya)どっち? 判断基準は?

あるクラファンサイトでプロジェクトを行い、終了後に他のクラファンサイトで再度同一のプロジェクトを立ち上げるのがクラファンおかわりです。

1回目のクラファンに比べると、クラファンおかわりは30%程度の支援に留まることが多いです。

しかしクラファンおかわりは、同じLPを使って違うクラファンサイトの支援者にリターン商品を届けられます。

つまり、手間をかけることなく取りこぼしなく支援を伸ばすことができるので、実施しない手はありません。

ただ、クラファンおかわりができるクラファンサイトと、そうでないクラファンサイトがあります。

そのため、現状は1回目のクラファンはMakuakeやGREEN FUNDING、2回目のクラファンではキャンプファイヤ(CAMPFIRE)かマチヤ(machi-ya)の二択になります。

そこで、今回はクラファンおかわりをするならCAMPFIREとmachi-yaどちらを選ぶかについて解説します。

 

成田光
一般販売前に手間なくプロジェクトを起案できるクラファンおかわりで、支援を最大化しましょう。

 

【この記事を読むことで得られるメリット】

  • CAMPFIREとmachi-yaの共通点と違いがわかる
  • クラファンおかわりでCAMPFIREとmachi-yaどちらを選べばいいかわかる
  • クラファンおかわりで支援を最大化できる

CAMPFIREとmachi-yaの共通点

CAMPFIREもmachi-yaも、いずれもCAMPFIREが運営しているので、共通点が多いです。

特にCAMPFIREのトップページに掲載されているプロジェクトは、CAMPFIREだけでなくmachi-yaやBOOSTERなどのプロジェクトも含まれています。

machi-ya単体のトップページもありますが、多くの支援者はCAMPFIREから流入します。

そのため、LP作成のルールや、トップページ掲載のポイント、依頼広告のサービスに違いはありません。

そこで、CAMPFIREやmachi-yaのトップページ掲載のポイントや依頼広告の特徴について簡単に解説します。

トップページ掲載のポイントは依頼広告

machi-yaを含んだCAMPFIREグループのトップページ掲載のコツは、MakuakeやGREEN FUNDINGとは変わってきます。

MakuakeやGREEN FUNDINGは、基本的に支援の大きいプロジェクトほどトップページに掲載されやすくなります(ランキングなど)。

そのため、事前集客などの施策により、プロジェクト開始直後の初動(スタートダッシュ)で成功するほどトップページに掲載されやすくなります。

しかし、CAMPFIREの場合、トップページ掲載は依頼広告によるものが多いです。

そのため、スタートダッシュで成功しても支援を集めにくいデメリットはありますが、広告をうまく使えば露出を高めることが可能です。

メルマガ(ニュースレター)は有料

MakuakeやGREEN FUNDINGのメルマガ(ニュースレター)が支援の大きいプロジェクトが掲載され、掲載された場合に費用はかかりません。

対して、CAMPFIRE(machi-ya含む)のメルマガは、シンプルに有料の依頼広告となります。

ニュースレターの掲載箇所によって価格帯は違いますので、詳細はCAMPFIREの広告プランを確認するようにしてください。

依頼広告の種類が多い

MakuakeやGREEN FUNDINGに比べると、CAMPFIRE(mahci-ya)は依頼広告の特徴が違います。

MakuakeやGREEN FUNDINGが主にWeb広告(主にSNS広告)であることに対して、CAMPFIREは先ほどお伝えしたことも含めて、現状は以下の広告メニューがあります。

  • トップページ広告(メイン枠、カテゴリー枠、スタッフ推薦のプロジェクトなど)
  • メルマガ(ニュースレター)
  • CAMPFIRE公式LINE配信
  • 記事広告(antenna*、FINDERS)
  • バナー広告
  • Web広告

これだけの種類があるため、依頼広告の選択肢が多いですが、上記のメニューを含めたセット広告メニューも用意されています。

詳細は、CAMPFIREの広告プランを確認し、担当キュレーターと相談するようにしてください。

CAMPFIREとmachi-yaの違い

CAMPFIREとmachi-yaは同じ運営会社のため共通点が多いですが、明確な違いもあるので戦略が変わってきます。

以下に詳しく解説します。

CAMPFIREとmachi-yaのプロジェクトの違い

CAMPFIREとmachi-yaのプロジェクトには各々特徴があります。

CAMPFIREは、MakuakeやGREEN FUNDING以上にイベント系のプロジェクトが多く、物販系もオールジャンルと、かなり幅広くプロジェクトを扱っています。

一方、machi-yaはガジェット系に特化しており、物販系のプロジェクトに絞られています。

どちらにしても支援者はCAMPFIREのトップページから流入することが多いですが、後述するように戦略が変わるので特徴は押さえておいてください。

利用手数料の違い

単純に、CAMPFIREとmachi-yaでは利用手数料が違います。

  • CAMPFIRE:17%
  • machi-ya:25%

MakuakeやGREEN FUNDINGの利用手数料は20%ということを考えても、CAMPFIREは割安、machi-yaは割高です。

手数料にして8%の差があるわけですが、実際に金額で比較すると、その差がよくわかります。

 

支援額 CAMPFIRE machi-ya
100万円 17万円 25万円
300万円 51万円 75万円
500万円 85万円 125万円
1000万円 170万円 250万円

 

クラファン申請の審査の違い

現状、CAMPFIREよりmachi-yaの審査が厳しいとされています。

machi-yaの審査が厳しいというのは、LPの表現に規制が多いということではなく、クラファンサイトに合っているかどうかという点です。

machi-yaに合っていない商品と判断されれば、審査に通らず出品できない可能性があります。

その場合は、戦略を変える必要が少し出てきますが、CAMPFIREに出品することを検討しましょう。

machi-yaはメディア掲載の可能性がある

CAMPFIREとmachi-yaの手数料の差は、有力なメディアにプロジェクトを紹介してもらえるかどうかの差です。

machi-yaは、以下のガジェット系に強いメディアに紹介してもらえる可能性があります。

  • ギズモード・ジャパン
  • ライフハッカー
  • ROOMIE
  • BUSINESS INSIDER JAPAN
  • MYLOHAS

これは、上記のWebメディアを運営しているメディアシーンが、CAMPFIREと一緒にmachi-yaを運営しているためです。

そのため、広告費を支払わなくても、1つのメディアだけでなく、複数紹介してもらえる可能性があります。

上記のメディアは、MakuakeやGREEN FUNDNGとはまた違う支援者が多数いるため、支援が大きく伸びる可能性があります。

CAMPFIREとmachi-yaの判断基準

これまでのことをまとめると、CAMPFIREとmachi-yaの違いは、以下の通りです。

CAMPFIRE machi-ya
手数料 17% 25%
審査 比較的緩い 比較的厳しい
メディア掲載 可能性あり

CAMPFIREとmachi-yaどちらを選ぶかについては諸説ありますが、以下に判断の目安を解説します。

広告に力を入れるならCAMPFIRE、メディア紹介ならmachi-ya

以上の点を踏まえるのであれば、有力なメディア掲載を狙うのであればmachi-ya、広告に力を入れるならCAMPFIREです。

CAMPFIREとmachi-yaの利用手数料の差は大きいので、CAMPFIREを選ぶのであれば、例えばmachi-yaとの手数料の差額分を広告費に充てるということもできます。

一方で、machi-yaと繋がりのある有力なメディアに掲載をしてもらおうとするならmachi-yaがいいでしょう。

商品にもよりますが、メディアと相性のいい商品であれば高い集客力を期待できます。

商品の相性によって判断する

プロジェクトのリターン商品によっても、CAMPFIREかmachi-yaかで判断基準が変わります。

mahci-yaで類似商品や同じカテゴリーの商品が多いようであれば、mahci-yaの方が支援を得られる可能性が高いです。

メディアに掲載されたときに支援が大きく伸びる可能性が高いためです。

最近のプロジェクトに多い商品と差別化が難しい場合だと、かえって支援が落ちる可能性はありますが、MakuakeやGREEN FUNDINGである程度成功した商品であれば、クラファンおかわりでも伸びる可能性は高いでしょう。

逆にmachi-yaと相性の悪そうな商品であれば、CAMPFIREでプロジェクトを立ち上げて、自社広告や依頼広告に力を入れるといいでしょう。

そのため、日頃から「ギズモード・ジャパン」や「ライフハッカー」といった商品をチェックしておくのもおすすめです。

クラファンおかわりのときに、CAMPFIREとmachi-yaどちらを選ぶか判断が付きやすくなります。

ただ、日頃の商品リサーチで、日本でどういう商品のニーズがあるのかをチェックするにも役立つので、クラファンおかわりに限った話ではありません。

どのようなメディアをチェックしたらいいかは、以下の記事に詳しく掲載していますので、参考にしてください。

購入型クラファンで海外商品を独占販売!メーカーリサーチサイトまとめ

 

【まとめ】クラファンおかわりで支援を最大化しよう

以上、CAMPFIREとmachi-yaの共通点と違い、クラファンおかわりでの判断基準について解説しました。

クラファンおかわりに限らず、クラファンサイトの選定はよく聞かれる話ですが、商品や販売戦略によって選択肢は変わります。

特にCAMPFIREとmachi-yaについては、利用手数料やメディア戦略に大きな違いがあり、商品の相性によって選択肢が変わります。

そのため、「この商品はmachi-yaがいいけど、これはCAMPFIREにしよう」ということも十分あり得ます。

クラファンおかわりについては、以下の記事も参考にしてください。

クラファンおかわりで最大限支援数を伸ばそう。実施可能な組み合わせ一覧

 

CAMPFIREキャンプファイヤークラファンサイト7種類の違い

 

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