何を使えば良い?購入型クラウドファンディングサイト徹底比較

クラウドファンディングは、大きく分けて「寄付型」「金融型」「購入型」に分けられます。

 

今では星の数ほどあるクラファンサイトですが、クラファンのタイプによって「寄付型に相性の良いサイト」「購入型に相性の良いサイト」と、各々相性を見て選ぶ必要があります。

 

例えば、キングコングの西野さんで有名なCAMPFIREは「寄付型クラファン」との相性が良いですが、物販を行う「購入型クラファン」との相性は良くありません。

 

そこで、今回は購入型クラファンと相性の良いクラファンサイトを紹介して、物販に興味のある人に向けて徹底比較します。(書かれている内容は、2021年4月現在の情報です)

 

成田光
クラファンサイトについては、とりあえず本記事で強くおすすめするサイトを利用することで問題ありません。

 

【この記事を読むことで得られるメリット】

  • 物販でおすすめのクラファンサイトがわかる
  • 自分に合っているクラファンサイトがわかる

購入型クラファンではMakuakeとGREEN FUNDINGの二択

「購入型クラファン」に相性の良いクラファンサイトといえば、代表的なものが次のクラファンサイトです。

 

  • Makuake
  • GREEN FUNDING
  • Kibidango
  • machi-ya
  • Kanatta
  • MotionGallery
  • BOOSTER
  • ENjiNE

 

購入型クラファンと相性の良いサイトと言っても、有名サイトだけでこれだけあります。

 

それだけクラファンサイトは乱立しているので、これだけ見ても、「何を選んだら良いか」わからないでしょう。

 

そこで結論から言うと……

 

成田光
クラファンで物販をするなら、Makuake、GREEN FUNDINGの二択で間違いありません。

 

クラファンおかわりをするなら、MakuakeやGREEN FUNDINGの他に、machi-yaなどのクラファンサイトの利用も検討が必要です。

 

ただ、クラファンおかわりは、成功したプロジェクトの再掲載なので、ある程度実績を積んでから行うことになります。

 

そのため、これから成田式・購入型クラファンを行う方は、クラファンといえば「Makuake」「GREEN FUNDING」と思って間違いありません。(とりあえず難しいことは考えず、そんなものだと思ってください)

 

物販で大きく飛躍したい方へ向けて、簡単にMakuakeとGREEN FUNDINGの概要をお伝えします。

 

Makuakeのメリットとデメリット

Makuakeのメリットとデメリット

Makuakeは、クラファンサイトのなかで最も会員数が多く、しかも物販系のプロジェクトとの相性が抜群です。

 

そのため、クラファンで物販をしようとするなら、Makuakeを使わない手はありません。

 

しかし、業界最大手だけあって、出品アカウントの申請や商品ページのチェックなどが他のクラファンサイトに比べ厳しいのが特徴です。

 

そのため、申請に時間がかかることが多いのがデメリットです。

 

  • 申請にあまりに時間がかかる。
  • 商品ページ(ランディングページ)の修正箇所が多すぎて訴求力を担保できない

 

この2点の壁にぶつかるようであれば、GREEN FUNDINGでのプロジェクトを考えれば良いでしょう。

 

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

 

東証マザーズ上場Makuakeとは?面白い商品に1億円集まる時代

 

GREEN FUNDINGのメリットとデメリット

GREEN FUNDINGのメリットとデメリット

GREEN FUNDINGは、Makuakeには劣りますが、Makuake、CAMPFIREに次いで第3位の集客数を誇ります。

 

GREEN FUNDINGも物販系のプロジェクトに強いですが、特にガジェット、アウトドア系など男性向き商品に強い傾向があります。

 

蔦屋家電などTSUTAYA関連企業との連携が強みで、80%以上のプロジェクト成功率を誇ります。

 

しかもプロジェクト終了後、TSUTAYA関連企業に商品を卸して、店頭に並ぶことがあります。

 

GREEN FUNDINGに限った話ではないですが、プロジェクト終了後、大企業の店舗に商品を卸して店頭に並ぶことは珍しいことではありません。

 

そういうところも、成田式クラファンのワクワクするところです。

 

Makuakeとは対照的に、出品等の審査は比較的緩く、すぐにプロジェクト実施につなげることができるのもメリットです。

 

ただし、集客数はMakuakeよりはかなり少なく、募集方法はAll or Nothingのみ、個人事業主は起案受付不可などのデメリットがあります。

 

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

 

効果測定がしやすい!TSUTAYAのGREEN FUNDINGとは?

 

成田式クラファンの二大巨頭MakuakeとGREEN FUNDINGを徹底比較

MakuakeとGREEN FUNDING

物販でクラファンをするなら、基本的にはMakuakeとGREEN FUNDINGを利用すれば良いということをお伝えしました。

 

基本的にはMakuakeでのプロジェクトを考えて、申請が通らない、訴求が弱くなる場合はGREEN FUNDINGも検討。

 

この流れで間違いありません。

 

ここでは、MakuakeとGREEN FUNDINGの違いについて、詳しくお伝えします。

 

MakuakeとGREEN FUNDINGの集客数の違い

データマーケティングに特化した「マナミナ」というオウンドメディアを運用するVALUESの調べでは、2019年12月時点のMakuakeとGREEN FUNDINGの集客数は、大きな違いがあることがわかります。

 

Makuake1,510,000
GREEN FUNDING343,000

 

さすがは国内最大手のクラファンサイトというだけあり、集客数という点ではMakuakeの方が圧倒しています。

 

ただ、先ほどお伝えした通り、Makuakeは審査が厳しいなどの理由で、GREEN FUNDINGの方が適している場合があります。

 

MakuakeとGREEN FUNDINGのターゲット層の違い

MakuakeもGREEN FUNDINGも、どちらかというと男性向きの商品が多いのが特徴ですが、集客数が圧倒しているMakuakeは扱っている商品が幅広い印象です。

 

GREEN FUNDINGについては、先ほどもお伝えした通り、アウトドア、ガジェット、オーディオ、財布、バッグ、旅行、カー用品、IoTに強い傾向があります。

 

ただ、これらの商品はMakuakeでも十分売れているので、そこまで両者の違いは意識しなくて良いように思います。

 

MakuakeとGREEN FUNDINGの手数料の違い

MakuakeもGREEN FUNDINGも、集まった支援金額に対して、20%の手数料が発生します(両方とも決済手数料を含みます)。

 

GREEN FUNDINGについては、手数料20%のプランの他、手数料13%+初期費用100万円のASP運用サポートプランというのがあります。

 

ただ、GREEN FUNDINGは後述するようにAll in方式がなく、All or Nothing方式でしか募集できないため、リスクの大きい方法となるので、現実的ではありません。

 

そのため、GREEN FUNDINGについても、Makuake同様の手数料20%のプランを採用することが大半です。

 

しかし、GREEN FUNDINGの場合、成田の紹介ですと、初期費用なしで利用手数料が優遇(現在20⇒16%)されますので、興味のある方はお問い合わせフォームまでご連絡ください。

 

MakuakeとGREEN FUNDINGの募集方式の違い

MakuakeとGREEN FUNDINGの募集方式には、次の違いがあります。

 

MakuakeAll in方式とAll or Nothing方式
GREEN FUNDINGAll or Nothing方式のみ

 

※All in方式=目標金額を達成せずに終了した場合でも集まった分だけ支援金を受け取れる方式。達成しなくてもリターンの義務と手数料の支払いが発生する。

※All or Nothing方式=目標金額をクリアした場合にのみ支援額を受け取れる方式。達成しなければリターンの義務と手数料の支払いは発生しない。

 

物販でクラファンを行う場合、募集方式の使い分けとしては、以下のように最小ロット縛りで判断することが多いです。

 

All in方式目標金額を達成しなくてもリターンの義務が発生するので、最小ロット縛りがあると余剰在庫が発生する
All or Nothing方式目標金額を達成しなければリターンの義務が発生しないので、最小ロット縛りがあっても余剰在庫が発生しない

 

そのため、最小ロット縛りがある場合は、All or nothing方式の方がリスクを抑えられます。

 

ただ、最小ロット縛りがあるのは、OEM・ODM商品の場合が多く、成田式クラファンで仕入れる商品は、最小ロット縛りがない場合が多いです。

 

そのため、成田式クラファンではAll in方式を採用することが多いです。

 

MakuakeとGREEN FUNDINGの起案受付の違い

Makuakeは個人事業主でも起案受付が可能であることに対し、GREEN FUNDINGは法人のみです。

 

基本的にはMakuakeを中心に利用していくことになるので、個人事業主でも成田式クラファンは十分始められます。

 

しかし、合同会社は7万円程度で設立できるので、この際に作ってしまっても良いとは思っています。

 

クラファン終了後、店舗に商品を卸す大型のBtoB案件に発展する場合、個人よりも法人の方が有利になります。

 

場合によっては法人設立も考えるようにしましょう。

 

※Makuakeは海外在住の場合は、海外法人か日本法人のいずれかが必要になります。

 

MakuakeとGREEN FUNDINGの広告運用の違い

GREEN FUNDINGは、まるで自社のECサイトを運用するかのようにリマーケティングタグを挿入できるので、広告運用の結果を把握することができます。

 

メールアドレスの獲得もできますから、プロジェクト終了後の販売促進にも活用できます。

 

一方Makuakeはリマーケティングタグの挿入ができないため、広告運用の結果を把握できません。

 

とは言っても、広告運用については上級者向けの話にはなります。初心者の方は、そこまで気にしなくても良いでしょう。

 

中~上級者の方は、MakuakeだけでなくGREEN FUNDINGを利用する際は、広告運用も意識してみてください。

 

クラファンおかわりではmachi-yaも検討

machi-ya

最後に、成功したプロジェクトを、別のクラファンサイトで再挑戦するクラファンおかわりについてもお伝えします。

 

成功したプロジェクトであれば、当然他のクラファンサイトでも成功する確率が高くなります。

 

しかし、

 

  • Makuake⇒GREEN FUNDING
  • GREEN FUNDING⇒Makuake

 

というクラファンおかわりは現状できないため(2021年4月現在)、machi-yaの利用を考える必要があります。

 

mchi-yaについては、次の記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

 

クラファンおかわりで最大限支援数を伸ばそう。実施可能な組み合わせ一覧

 

【まとめ】MakuakeとGREEN FUNDINGはチェックしよう

以上、クラファンを利用して物販をやるには基本的にはMakuakeとGREEN FUNDINGを利用すれば良いというお話をしました。

 

ということは、日頃からMakuakeやGREEN FUNDINGでは、どのような商品が多くの支援を集めているかチェックすることも重要です。

 

ただLP(ランディングページ)に何を表現するかによっても支援の数は左右されますので、以下の記事を元に、成功したプロジェクトのLPもチェックしてみてください。

 

物販クラウドファンディングの成功例と成功のコツをクイズ形式で解説します

 

なお、成田式クラファンにご興味のある方へ無料相談は随時受け付けていますので、随時お問合せフォームより気軽にご連絡ください。

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