クラウドファンディングを支える中心顧客の理解を深める

クラファンを利用する顧客層の理解をしよう!
成田光
女性客が増えてきたとはいえ、中年男性の攻略がクラファン攻略の鍵です!

クラウドファンディング支援者の男女比、年齢分布をご存じですか?

中心顧客層を理解することで、メーカー商品リサーチ段階から狙った客層の好みそうな商品カテゴリに絞って自然にリサーチできるので、せっかく起案したプロジェクトで大ゴケするなんて事態をさけられます。

例えば、10代、20代の若い女性が好みそうな商品を起案したとしてもまずほとんど支援があつまらないと思います。

本記事では、クラウドファンディングでより多く支援してくださるサポーターの属性を解説しています。

中心顧客への理解を深めて、クラファン支援を最大限伸ばしましょう!

8割が男性支援者。40代男性からの支援が一番集まりやすい

クラウドファンディングは男性の支援者が多いことを理解しておきましょう。

オンライン調査会社のパネル会員1000名を対象とする調査では、男性が67.8%を占めていることがわかりました。類似の調査は複数存在し、調査によっては約8割が男性支援者であるとする調査も存在します。

 

また年齢層は30代が最も多く26%を占めており、続いて40代が23%です。また60代も12%おり、必ずしも若い世代に支援者が集中しているわけではありません。

クラウドファンディングを利用して支援を募るであれば、女性向けの商品や30歳以下の若い男性をターゲットにするのは効率的ではありません。30〜40代の男性に評価されるプロジェクトを制作しましょう。

 

なお同調査では支援のみ行ったことがある者は62%、提案のみの者が16名、両方の経験がある者が21%となっていることが報告されています。

一般に考えられているよりもクラウドファンディングの利用者は支援者と提案者の両方の側に立つ者が多いです。

クラウドファンディングの支援者の多くは提案者の経験もあり、リテラシーが高いと考えられます。支援者目線だけではなく、提案者目線からも評価されるプロジェクトが理想的です。

 

さらに同調査ではこれまで支援を行った回数が1回と答えた者の割合が48%で、複数回支援した経験がある者が52%を超えていました。

1度クラウドファンディングで支援を行った者は他のプロジェクトにも支援する傾向があるということを意味します。

既存の人気プロジェクトを分析すれば、クラウドファンディングサイトの支援者の指向を把握するのに大いに役立つでしょう。

 

MakuakeのCMが2020年9月から開始。ユーザー層の増加が予想。

2020年の9月にはMakuakeのCMの放送が開始されました。

makuake cm

Makuakeは2013年にサイバーエージェントの新規事業としてスタートした総合型のクラウドファンディングサイトです。

そのMakuakeのCMが2020年9月からスタートしたことでユーザー層の増加が予想されます。

 

これまでクラウドファンディングの利用者は男性が圧倒的に多く、年齢層も高めでしたが、今後はより若い年齢層や女性が増えることが期待できるでしょう。

そしてその結果、若い男性や女性を主なターゲットとしたプロジェクトでも支援を集めやすくなることが予想されます。

人気プロジェクトを定期的に確認して動向を調査するのも良いでしょう。

 

プロダクトアウトとマーケットインの違い

プロダクトアウトとマーケットインはどちらも製造業やサービス業等の業界が商品の開発や生産販売活動を行ううえでの姿勢を表します。

プロダクトアウトとマーケットイン

プロダウトアウトは企業が商品の開発や生産を行ううえで、コア技術を優先させる姿勢です。

換言すればプロダクトアウトは供給ありきで需要が発生するといった仕組みを指しています。

プロダクトアウトでは創造的な商品を開発する能力と新しい価値を顧客に伝えるプロモーション能力が必要になります。しかしプロダクトアウトで成功すれば、独占的または寡占的な市場を作り出し、大きな利益を生み出すことが可能です。

 

一方でマーケットインはニーズを重視し、顧客の声や視点を優先して商品の開発・生産を行う姿勢です。プロダクトアウトの対義語であり、換言すれば需要ありきで供給を行うといった仕組みを指します。

マーケットインは複数の企業が競合しても多くの企業が潤う市場であれば、十分な利益を得ることが可能です。

しかし製品やサービスが真似され、類似商品やサービスが市場に溢れることで、市場がコモディティ化し、価格競争に陥り、利益が小さくなることがあります。

 

高度経済成長期の日本はプロダクトアウトが主流でした。しかし高度経済成長期の終焉の頃には多くの製品群で大量生産が可能になり、製品の供給が需要を上回るようになります。

その結果、多くの企業は生き残るためにマーケットインへと転換します。

しかしその後、日本企業はIT業界・電機業界において海外企業に支配的地位を奪われた結果、プロダクトアウトが再注目されています。

 

クラファン顧客層はプロダクトアウト

クラファンの顧客層は基本的にプロダクトアウトで開発される創造的な商品を望む消費者です。

マーケットインで既存の商品と類似した商品プロジェクトをクラウドファンディングで提案しても支援を集めるのに苦労するかもしれません。

あくまでクラウドファンディングではプロダクトアウトの姿勢に従った創造的な商品が支持を集めること理解しましょう。

 

イノベーター・アーリーアダプターの心に刺さる訴求を行う

ギャズムの法則

クラウドファンディングの支援者層はプロダクトアウトを支持する層ため、プロジェクトの提案の際にはイノベーターやアーリーアダプターの心に刺さる訴求が重要です。

なおイノベーターは市場の2.5%に存在する冒険心に溢れ、新しいものを積極的に採用する者を、アーリーアダプターは市場の13.5%に存在し、流行に敏感で情報収集を自ら行い判断する者を指します。

 

ただイノベーターもアーリーアダプターも積極的に新しいものを採用する姿勢は同じですが、重視するポイントに違いがあることに注意しましょう。

イノベーターが重視するポイントは商品の新しさそのもので、商品のベネフィットにはあまり注目していないといわれています。

一方でアーリーアダプターの注目ポイントは、商品によってもたらされる新しいベネフィットです。

 

市場ではイノベーターは2.5%、アーリーアダプターは13.5%で少数ですが、クラウドファンディングサイト上ではこれらの層が占める割合は大きく、どちらも取り込む必要があります。

そのため商品の新しさと新しいベネフィットの両方を効果的に訴求することが重要です。

 

先端商品を取り扱う雑誌でトレンドを掴む

クラファン 雑誌

創造的なアイデアはいくら自分の頭を絞っても生まれません。

創造的なアイデアで重要なのは既存のアイデアを理解したうえで、アイデアの足し算や引き算をすることだといわれています。

そのため雑誌などを活用してトレンドを掴み、既存のアイデアを理解しておくのが重要です。

トレンドの把握に役立つ先端商品を扱う5つの雑誌を紹介します。

 

MONOマガジン

mono

MONOマガジンはワールドフォトプレス発行の「モノ」を扱った専門雑誌です。

MONOマガジンでは先端商品から古い商品まで多くの商品を取り扱っています。読者層はモノ情報が好きな30代〜40代の男性が中心といわれており、まさしくクラウドファンディングの支援者の中心層と合致しています。

クラウドファンディングの支援者の中心層がどのような商品に興味を持っているのかを把握したい方にMONOマガジンはおすすめです。

 

ただ電子書籍やデジタル版を販売していません。

読み放題サービスにも登録されていないため、定期的にチェックするためには発売する度にコンビニや書店で購入する必要があるのは少し不便です。

 

GoodsPRESS

goodspress

GoodsPRESSは徳間書店が発行する世代や人種を超越する趣味の世界に息づくこだわりの視点からホビーやデジタル、ファッションなどを紹介しているモノ好きの大人向けの雑誌です。

MONOマガジンと同様に読者層は30代〜40代の男性となっており、クラウドファンディングの顧客層の関心を理解するのに役立つでしょう。

 

なおGoodsPRESSは電子書籍もしくはデジタル版に対応しており、楽天マガジンなどの読み放題サービスで読むことが可能です。

公式サイト上でも情報発信を積極的に行っているため、公式サイトでGoodsPRESSの特集ページを確認し、合いそうだと感じたらチェックしておくと良いでしょう。

 

モノクロ

monoqlo

モノクロ(MONOQLO)は晋遊舎が出版する雑誌です。モノクロという雑誌名は「モノの玄人」に由来します。

MONOマガジンやGoodsPRESSは主観的意見を取り入れながらも客観的に商品やサービスを紹介する色合いが強いですが、モノクロはおすすめ商品にはベストバイ、おすすめできない商品にはワーストバイなどの評価をつけており、レビューの色合いが強いです。

「どんな商品が高い評価を得ているのか」に重点を置いて、男性に人気の商品を把握したい方におすすめします。

また中心読者層は男性ですが、女性読者にも指示されているのが特徴です。

GoodsPRESSと同様に楽天マガジンでデジタル版を利用できます。

 

ゲットナビ

getnavi

ゲットナビ(Get Navi)はONE PUBLISHINGが月刊発行しているモノ雑誌です。次々と発売される新製品を独自の切り口で紹介しています。

旬なものやトレンド・ファッション・フード・ホビー・日用品・雑貨などを幅広く紹介しており、クラウドファンディングの利用を考えている商品ジャンルを問わずに役立つでしょう。楽天マガジンなどでデジタル版を利用可能です。

 

家電批評

家電批評

晋遊舎は当初、家電批評MONOQLOという名称で発行されていました。

家電批評MONOQLOから分裂する形で発行されているのが家電批評です。日本初の家電専門誌となっています。

最新の家電を中心に特集家電・ベストバイ・ランキング・コスパアイテム・デジタルガジェットなど注目の新製品から定番モデルまで、取り扱う内容は幅広いです。ガジェットはクラウドファンディングにおいて注目のジャンルとなっているため、確認しておくことをおすすめします。

 

なお家電批評も楽天マガジンで読むことが可能です。

ここで紹介した5つの雑誌のうち、MONOマガジン以外は楽天マガジンなどの雑誌読み放題サービスに対応しています。読み放題サービスに登録してまとめて確認するのがおすすめです。

 

キャッチコピーで目を惹かせる!USPとは?

クラウドファンディングサイト上には様々なプロジェクトが掲載されています。

その中で注目を集めるためには、内容や商品自体はもちろん、パッと見で目を引くキャッチコピーが重要です。

クラウドファンディングの例ではありませんが、キャッチコピーを変更しただけでコンバーション率が、140%が改善されたという例もあります。

そこでキャッチコピーの考案に役立つUSP(Unique Selling Proposition)を紹介します。

 

有益(客が受け取る利益の提案)

USPで重要になるのは有益であることです。

客が受け取る利益を分かりやすく提案する必要があります。なお商品の特徴だけを並べたUSPは良くありません。

機能の特徴や機能などの商品のメリットそのものにはユーザーは利益を感じないからです。

 

商品により悩みや課題が解決されることで、どんな未来が訪れるのかを示しましょう。

例えば吸引力が強い掃除機であれば、「吸引力が3倍のサイクロン掃除機」ではなく「吸引力が落ちず、二度かけする手間が要らない掃除機」がUSPとして適切です。

 

強力(大衆を動かす力を持つ提案)

USPは大衆を動かす力を持つ強力な提案である必要があります。

数字が持つ具体性を利用するのがおすすめです。例えば「売り上げが急激に伸びたキャッチコピー」ではなく「売上が140%伸びたキャッチコピー」がUSPとしては適切ということになります。

 

ユニーク(他にない独自の提案)

有益性があり強力でもユニークでなければ、競合プロジェクトに支援者が流れてしまう可能性があります。

特にプロダクトアウトが主流のクラウドファンディングにおいては、好奇心を煽るのが重要です。ギャップをうまく演出して、ユーザーの好奇心を刺激するのも良いでしょう。

 

USPをうまく活用している企業の例

USPをうまく活用している企業を3つ紹介します。

 

 ニトリ

「お値段以上、ニトリ」がニトリのUSPです。

Nitori

つけられている値段以上の価値がある、質の良い製品を販売するという魅力を端的に伝えています。質の良いものが欲しいが費用は抑えたいという消費者を取り込むことに成功しました。

その結果、現在は海外も合わせて300店舗以上のチェーンストアを展開しています。

 

ドミノピザ

「ホットでフレッシュなピザを 30 分以内にお届けします。もし30分以上かかったら、ピザの料金は頂きません」がドミノピザのUSPです。

ドミノピザは味よりも早さを重視し、UPSとすることで、早さを求める顧客に受け入れられました。

USPはターゲットを削ぎ落とし、自社のサービスを本当に必要としているユーザーにピンポイントで訴求した例です。

 

QBハウス

「お客様のカットに要する時間は、約10分。価格は1,080円(税込)にて提供いたしております。」がQBハウスのUPSです。

一般的に髪を切るには時間がかかり、安くても3,000円ほどかかります。

その中でQBハウスは10分で価格は1,000円というUSPを打ち出しました。その結果、髪型にこだわりがなく、時間もお金もかけたくない消費者から高い人気を集めています。

 

クラウドファンディング顧客の心に刺さる訴求ができるかが支援を伸ばすポイント

いかがでしたか?

今後ますます勢いを増していくだろうクラウドファンディング業界ですが、まずは中心顧客層となる中年層である男性の心をガッチリ掴むことが大切です。

中心顧客層の理解ができれば、商品リサーチをする際に若年女性にしか受けないものは選ばないでしょうし、訴求ポイントも変わってくると思います。

  • 中心顧客層に受けのいい商品
  • 中心顧客層の心に刺さるUSP

これらをよく理解して、プロジェクトに取り組んでいくことで支援額を最大限伸ばすことが可能です。

成田光

雑誌を使っての商品リサーチは、自分のアイディアだけでは出てこない商品選びのポイントにもなります。

感度高いアンテナを張っておくためにも定期的にチェックすることをおすすめします!

 

 

クラウドファンディングのテレビCMが始まったことにより、今後どんどんとプロジェクトを実行するライバルも増えていきます。

その中で勝ち残っていくためには、本記事の内容を理解しつつ、新しい情報をどんどんとインプットしていく必要があります。

OMP(オンラインマイクロ商社プロジェクト)では、最新のクラウドファンディング事情をお伝えし、定期的に勉強会を開催してメンバーみんなで情報のバージョンアップを行なっています。

グループチャットではそれぞれの情報をシェアして、自身のプロジェクトに生かしています。

また、クラファンプロジェクト実施後、最大限支援を伸ばしていくためのサポートもしています。

グループチャットではいくつものプロジェクトを経験した先輩方の意見もバンバン聞けるので、濃いリアルな情報を聞けます。

Amazonで垢バンリスクにおびえながらひとり黙々と孤独に作業しており、精神的につらいとOMPに入ってこられる方も少なくありません。

仲間たちと進捗状況を報告しあいながら、またお互いのプロジェクトにいいね!しあいながら一緒に盛り上げていくOMPの絆に最初驚かれる方もいらっしゃいます。

「同じ時期に入ってきたあの人がもうプロジェクト始めている!自分も契約とって早く起案したい!」と仲間の実績が奮闘するための起爆剤になるので頑張れる方もいらっしゃいます。

成田光

仲間と一緒に頑張れる環境は貴重ですよね!僕たちと一緒にクラファンやりませんか?

 

クラファンを始めたいけどどうしたらいいのかわからない、という方向けのご相談も承っておりますので、ご興味のある方はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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