クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げる際、どのサイトを利用すればいいか迷うことはないでしょうか?
プロジェクトによっては、選択肢はかなり絞られますが、基本は1つに絞ることになるので、迷うことがあります。
同時期に複数のサイトでプロジェクトを立ち上げても、支援が分散して賑わい感を出せないのでデメリットしかありません。
今回は、物販系のプロジェクトに強いGREEN FUNDINGの評判を、他サイトと比較して解説します。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- GREEN FUNDINGの特徴がわかる
- クラファンサイトの選定に迷わなくなる
GREEN FUNDINGのプロジェクトの特徴
GREEN FUNDINGの特徴は、他サイトと比較して物販系の購入型クラウドファンディングに特化している点でしょう。
GREEN FUNDINGは物販系のプロジェクトにおすすめ
他にも物販系のプロジェクトであれば、Makuake、CAMPFIRE、そしてCAMPFIREが運営するmachi-yaがあります。
CAMPFIREやmachi-yaはプロジェクト終了後に同一のプロジェクトを立ち上げるクラファンおかわりに向いているので、基本的に選択肢から除外していいでしょう。
そうなると、物販系のプロジェクトはMakuakeやGREEN FUNDINGの二択ということになります。
逆に、飲食店やイベント系など物販以外の購入型クラウドファンディングは、GREEN FUNDINGはあまり多くありません。
飲食店やフード、映画、アニメといった成功したプロジェクトもあるのですが、MakuakeやCAMPFIREほどの規模ではありません。
これらのプロジェクトでも、プロダクト中心のリターンであればいいでしょうが、基本は物販系に強いプロジェクトと考えていいでしょう。
そのため、物販系以外のプロジェクトであれば、他のクラファンサイトを検討することがおすすめです。
GREEN FUNDINGのリターン商品の特徴
物販系のプロジェクトといっても、クラウドファンディングにもいろいろなリターン商品があります。
ただ、MakuakeとGREEN FUNDINGで比較すると、どちらかというとMakuakeの方がオールジャンルに強い印象です。
一方、GREEN FUNDINGは、Makuake以上にガジェットを中心に男性向きの商品が多い印象です。
Makuakeも男性向きの商品が多いですが、最近は女性向きの商品も徐々に増えています。
実際にプロジェクトを比較すると、GREEN FUNDINGは男性っぽい印象が強いでしょう。
とはいえ、MakuakeとGREEN FUNDINGの違いはそれくらいで、商品の傾向は重なるところも多いので、商品ジャンルだけでは判断できないことが多いです。
それよりは、競合するプロジェクトを自分でリサーチして判断するといいでしょう。
- 直近で競合するプロジェクトがないところを選ぶ
- Makuakeで成功例があって、GREEN FUNDINGになければGREEN FUNDINGを選ぶ(逆ならMakuakeを選ぶ)
このように判断すると、プロジェクトが成功する確率は高くなるでしょう。
GREEN FUNDINGのクラファン手数料は20%
GREEN FUNDINGのクラファン手数料は、Makuakeと同様に20%です。
17%のCAMPFIREよりは少し高いという印象です。
しかし、GREEN FUNDINGはリピートや紹介で手数料が安くなることがあります。
私経由でも利用手数料が優遇されますので、興味のある方は問い合わせフォームよりお問い合わせください。
GREEN FUNDINGの集客力
クラファンサイトを選定する際は、集客力はかなり重要です。
ただ、集客力に関しては、Makuake>GREEN FUNDING>CAMPFIRE(machi-ya)という印象です。
Makuakeに比べれば集客力は劣りますが、ハンデになるほどかと言われれば、それほどでもありません。
実際に私のクライアントでも、GREEN FUNDINGで大きな支援を得た例はたくさんあります。
上記のゴルフパターは3,000万円以上の支援を得ていますし、他にも1,000万円前後のプロジェクトも多数あります。
また、実際に、GREEN FUNDINGが公表している平均支援金額は392万円(2020年)と、業界最高水準です。
少なくとも、商品力があって、LPもしっかり作って、事前集客を中心に広告戦略を考えれば成功率は高いです。
GREEN FUNDINGの起案者は法人限定
GREEN FUNDINGの他サイトとの大きな違いは、法人限定とされていて、個人事業主は対象外となっている点です。
そのため、現時点で個人事業主の方は、MakuakeやCAMPFIRE、machi-yaなどを選択することになります(おすすめはMakuake)。
なお、物販系のクラウドファンディングは、Amazon物販など、何かしら物販を経験した方も少なくありません。
少し話が脱線しますが、ある程度の売上に到達すると、法人化した方が節税面でメリットが大きくなりますし、一般販売の取引で有利になることもあります。
すでに何かしらの事業で収益が大きく、安定化している人は、この際に法人化してしまってもいいでしょう。
GREEN FUNDINGの募集方式はAll or nothingのみ
GREEN FUNDINGのもう1つの他サイトとの大きな違いは、募集方式はAll or nothing方式のみで、All in 方式がありません。
他のクラファンサイトはAll in 方式とAll or nothing方式両方あります。
ただ、GREEN FUNDINGがAll or nothingだけというのは、意外と知らない方が多いです。
これは、通常は目標金額を低めに設定して、プロジェクトの初動で成功したことをPRする戦略を取るので、All inだろうがAll or nothingだろうが問題にならないためです。
よほど最低発注数量に縛りがなければ、基本的に目標金額を1日で達成しそうな額に設定することで問題ないでしょう。
詳しいことは以下の記事をご覧ください。
GREEN FUNDINGのクラファン審査
どのクラファンサイトでも、クラファンを申請する際は、プロジェクト内容を審査されます。
結論としては、審査が厳格になっているMakuakeに比べると、GREEN FUNDINGの審査は比較的緩い方です。
もちろん、だからといってスペックに問題のある商品を出品していいわけではありませんし、景品表示法などの広告規制は守ってLPを作成しないといけません。
とはいえ、審査がスムーズに進むことが多いのはメリットと言えます。
GREEN FUNDINGの広告・拡散戦略の特徴
GREEN FUNDINGの広告・拡散戦略の特徴としては、次の2点を抑えておくといいでしょう。
GREEN FUNDINGは、広告・拡散の戦略を比較的取りやすいところがあるため、支援を大きく伸ばすことができる可能性があります。
Makuakeには集客力で劣りますが、広告戦略としてはGREEN FUNDINGの方がやりやすく、支援を集めやすいという方もいるでしょう。
詳しいことは、以下の記事も参考にしてください。
有料の広告プランが利用しやすい
Makuake、GREEN FUNDING、CAMPFIREともに有料の広告プランがありますが、GREEN FUNDINGの広告プランはかなり利用しやすいです。
Makuakeの場合、広告費は「最低いくらから」という下限(目安30~40万円)がありますし、効果測定ができません。
逆にGREEN FUNDINGは広告費の下限がなく、効果測定もできるので、かなり使いやすいところがあります。
また、自分で広告運用するにしても、タグの挿入ができるので、広告運用に自信のある方は、GREEN FUNDINGの方がいいでしょう。
有力メディアで拡散されることもある
GREEN FUNDINGは、プロジェクトの初動に成功すると、RAKUNEW(GREEN FUNDING運営のCCC所有のオウンドメディア)などのWebメディアに紹介されることがあります。
Webメディアに拡散されることで、支援を大きく伸ばすことができるサイトと言えます。
GREEN FUNDINGのプロジェクト終了後の一般販売
物販系のクラウドファンディングでは、当然ながらプロジェクト終了後の一般販売も気になります。
一般販売の方法は様々ありますが、GREEN FUNDINGはTSUTAYA系列なので、蔦屋家電など関連の実店舗やオンラインショップに卸せる可能性があります。
また、GREEN FUNDINGはプロジェクト終了後、手数料なしで一般販売先のリンク(自社ECサイトなど)を設置してもらえます。
ちなみに、これはCAMPFIREやmachi-yaも同様に設置できます。
【まとめ】GREEN FUNDINGの評判はどうなの?
以上、他クラファンサイトと比較して、GREEN FUNDINGの特徴についてお伝えしましたが、結論として評判としては問題ありません。
私や私のクライアントもMakuakeと同じくらいGREEN FUNDINGを利用していますし、大きな支援を得られることも少なくありません。
なので、法人化した方が物販系のクラウドファンディングで利用するなら全然問題ないでしょう。
クラファンの審査が緩かったり、依頼広告が使いやすかったりメリットも少なくありません。
Makuakeとどちらを利用するか迷うことはあるでしょうが、起案するプロジェクトや競合次第といったところでしょう。
なお、物販系のクラウドファンディングについては、拙著「物販×クラウドファンディング実践大全」に詳しく掲載しています。
物販系のプロジェクトを立ち上げようという方は、ぜひご覧ください。
また、物販クラファンについては、無料相談を随時受け付けています。興味のある方はお問合せフォームより気軽にご連絡ください。