クラファンに限らず、物販ビジネスで一番大切なリサーチをする際に貴方が使用しているサイトはアリババではありませんか?
多くの方がアリババでリサーチするので商品が被ってしまい、価格競争が起こる、クラファンの場合は独占が取れない、など市場飽和の原因にもなります。
中国メーカー商品を探せるプラットフォームは他にも数多くあります。
リサーチ先をずらすだけで、ライバルと大きく差がつけられるので、本記事を是非参考にしてみてください。
1688.com
1688.comは「阿里巴巴集団(Alibaba Group)」が運営する中国の国内企業向けの卸売サイトです。
各種原材料・工業品・服飾雑貨・家具日用品など18の部門があります。
卸売りのため、消費者向けのECサイトで購入するよりも安価に商品を購入可能ですが、一般の消費者は購入できません。
1688.comの商品を購入したい方は、次の3つの方法で商品を購入しましょう。
- Alibabaが運営している国内一般消費者向けのcomを利用する
- 中国国内の代行業者を利用する
- 中国国内でパートナー企業を見つける
1の方法は簡単ですが、消費者向けのAlibaba.comは企業向けの1688.comよりも価格が高い傾向があるため注意が必要です。
多くの方が2の代行業者を見つける方法を利用しています。
輸入した商品をAmazonで販売する場合には、直送でAmazonの倉庫へ納品してくれる業者が便利です。中国輸入の代行業者は数多く存在するため、自分の需要に合う会社を選んでください。
3の中国国内のパートナー企業を見つけることのメリットは、コストが削減できることです。
売れ筋商品を見つけ、定期的に商品を購入するといった場合には、中国国内パートナーを見つけるのも良いでしょう。
ただ中国国内パートナーと金銭のやり取りをする際には注意してください。商品代金を前払いすると連絡が途絶えたといったケースもあります。
大きな損害の原因にもなるため、信頼できるパートナーを見つけましょう。
次に1688で輸入を行うなら追加しておきたいプラグインを紹介します。
画像検索ができるAliPrice Search by image on Alibabaプラグイン
1688.comやAlibabaを利用する際に便利なのが「AliPrice Search by image on Alibaba」というGoogle Chromeのプラグインです。
このプラグインを利用すれば、他のECサイトの商品の類似商品を1688.comとAlibabaから探すことができます。
仮に同一商品が見つかって1688.comやAlibabaの方が商品価格が低ければ、その商品を輸入すれば、利益が発生するかもしれません。
Alibabaの公式日本人ユーザーは少ないですが、外国人に人気が高く、評判も良いです。
以前は「source now」というアプリが人気でしたが、現在利用が不可能になっており、現在は「AliPrice Search by image on Alibaba」の1択です。
AliPrice Search by image on Alibaba はChromewebストアで「Chromeに追加」をクリックするだけで、追加完了です。
あとはECサイトで気になる商品があれば右クリックして「アリババの画像で検索」を選択すれば、すぐに画像検索できます。
Alibabaと1688.comを輸入の仕入れ先として利用する方なら入れておいて損はないでしょう。
次にAliexpressで輸入を行う際に便利なツールを3つ紹介します。
Aliexpress
Aliexpressも「阿里巴巴集団(Alibaba Group)」が運営するECサイトですが、Alibabaと1688が中国国内向けであった一方で、Aliexpressは海外向けとなっています。
商品価格は若干高めの傾向がありますが、送料が無料のため、購入時にかかるのはサイト上に表示されている商品代金のみです。
商品代金の支払いにはクレジットカードが利用できます。1点から商品を購入できるため、初心者の方や無在庫販売を行っている方から人気が高いです。
注意が必要なのが商品の発送期間と品質の問題です。
Aliexpressで商品を購入してから商品が届くまでには最短でも1週間程度かかります。
またAliexpressから代行業者を介さずに商品を購入する場合にはセラーから直接商品が届くことになりますが、品質に問題があることもしばしば。
信頼できるセラーからのみ商品を購入することをおすすめします。
2-1 Aliexpress Dropshipping Center(無料)
Aliexprerss Dropshipping Centerは、Aliexpressが公式に提供しているドロップシッピングをより容易にするための機能です。無料で使用できます。
Aliexpressにアカウントを持っていないと利用できませんが、アカウントを持っていれば、Aliexpress以外のECサイトでドロップシッピングを行う際にも利用可能です。
Aliexpressの主な機能の1つはマイページから「Find Products to Sell」を選択することで利用可能な販売する商品を見つけるための機能です。
この機能を利用することで「Hot Selling」で現在人気が高い商品を見つけられます。
商品を発送先や発送期間などで絞り込むことも可能なため、より簡単に条件に合う商品が見つかるでしょう。
もう1つの主な機能が「Product Analysis」です。
気になった商品のURLを検索バーに入力して検索することで、商品の指定期間内の販売量や物流の信頼性が確認できます。
販売量については一般ユーザーと、ドロップシッパーからの注文に分けて確認できるのが便利です。
2-2 Thieve(無料版もあり)
ThieveはAliexpressの数多くある商品の中からベストな商品のリストを確認することができるサービスです。
ドロップシッパー用と一般ユーザー用があります。
Thieveのユニークな点はアルゴリズムに従って、売れている商品を表示するのではなく、Thieveのキュレーターが自ら選出していることです。13種類のジャンルからベストな商品を確認できます。
無料版もありますが、ドロップシップに利用するのであれば、有料版がよいでしょう。
「Dropship」は29ドル/月で、「Pro」は99ドル/月です。「Pro」版は以下のような様々な機能が利用可能です。
- 商品画像からロゴを消去
- 反転画像を検索
- プレリリース商品へのアクセス
- プレミアム商品へのアクセス
2-3 AliDropship Blog
Aliexpressのドロップシッパー用のWebサービス「AliDropship」のBlogコンテンツがAliDropship Blogです。
ドロップシッパーに役立つ情報をテーマにしたブログ記事が公開されています。
たとえば「文具のドロップシップは金脈になるのか?絶対にイエス(原題:Is It A Gold Mine To Sell School Supplies? Certainly It Is!)」といった記事があります。
英語で書かれているため、英語が得意ではない方にとってはストレスかもしれません。
しかし逆に日本語に書かれている情報とは異なり日本のドロップシッパーに読まれにくいため、掘り出し物の情報が手に入る可能性もあります。
全ての記事を確認する必要はありません。定期的に確認し、価値がありそうだと感じた記事だけは目を通しておくとよいでしょう。
Made-in-China.com
Made-in-China.comは「Focuschina株式有限公司」が運営するバイヤーとサプライヤーをつなげることをコンセプトとしたECサイトです。
バッグやゲームといった一般的な商品から起重機のエレベーターまで非常に多くの商品を扱っています。
27のカテゴリーと3,600 のサブカテゴリーがあり、細かい商品検索が可能です。
バイヤー向けのため最小ロットが設定されている商品が多いですが、1個から注文できる商品もあります。
日本人には馴染みがないかもしれませんが、設立は1996年で20年以上続く企業で、日本語メニューも用意されているため、英語が苦手な方でも利用に大きな苦労はないでしょう。(自然な日本語とは言い難いため、英語が得意な方は英語でサイトを利用することをおすすめします。)
Made-in-China.comを利用する際には「製品カタログ」で製品を検索します。
その後に中国の購入したい商品が見つかれば「Start Order」で注文を行いましょう。注文を受けたサプライヤーが確認(Seller Confirmation)を行った後に支払いを行ったら、商品が発送されます。
Made-in-Chinaは他のECサイトと比較してサプライヤーがわかりやすい印象です。
商品検索をして一覧を表示すると、わかりやすくサプライヤーの名前が表示されます。その名前をコピーしてGoogle検索を行うとその会社がどんな会社なのかを簡単に調べることが可能です。
中国のサプライヤーの中には質の低いサプライヤーが少なからず存在するため、事前にサプライヤーの評判を確認するのは忘れないようにしましょう。
Made-in-China.comは国内での知名度はかなり低いため、仕入れ先をズラすのに役立ちます。
上で紹介した1688やAliexpressは国内での知名度が高く、仕入れる商品が競合と似てしまうことがあります。しかしMade-in-China.comを利用すれば、掘り出し物を見つけられるかもしれません。
Yiwugo.com
世界最大規模の義烏市場のオンライン版と呼ばれるのがYiwugo.comです。
かつて義烏は農業地帯でしたが、1982年から大規模な卸売市場が創設。国際貿易特区に指定されるなど成長著しい都市です。
世界中からバイヤーが訪れており、100円ショップの大半の商品が義烏のものと言われています。
義烏のメインの「福田市場」は東京ドーム60個分の面積に6万店舗が軒を連ねており、1日の来場者数は20万人、商品数は30万以上です。「手に入らないものはない」とまで言われています。
商品によっては日本の10分の1以下で仕入れが可能で、義烏の仕入れ代行サービスや義烏の仕入れ先を見つけるためのツアーなどのサービスもあります。
そんな中でYiwugo.comは日本にいながら義烏で売られている商品を見つけることを可能にしました。サイトは中国語と英語で利用可能です。
商品一覧には「¥」のマークがありますが、「元」のため注意しましょう。
またここまで紹介した3つのサイトと比べて、より中国国内向けの色が強いため、サプライヤーによっては商品の質が低く、グローバルの基準に満たない(日本人消費者を満足させられない)商品もあります。
いかに信頼できるサプライーヤを見つけるかは重要なポイントです。
Yiwugoで商品ページに行くとサプライヤーの名前、店舗住所、サプライヤーのwechatの連絡先、eメールアドレスなどをすぐに確認できます。
気になる商品があれば、すぐに連絡をとって、最初は小ロットで取引をしてみるとよいでしょう。
義烏の魅力の1つは商品の種類が多いことです。需要が見込めて、日本で中国メーカー輸入を行っている方が扱っていない商品を見つけることができれば、大きな利益になる可能性があります。
Banggood.com
Banggoodは中華系のガジェットに強いECサイトです。
ガジェットに強いからといって、他の商品ジャンルが弱いといったことはなく、おもちゃやインテリア、ファッションアイテムなども豊富に取り揃えています。
世界200か国のユーザーがおり、1日に500万人がサイトに訪問しています。
日本では知名度が低いかもしれませんが、サイトは完全に日本語化しており、海外輸入初心者にとっても便利です。アメリカ・ヨーロッパにも出荷倉庫を持っていますが、日本には中国・香港の倉庫から発送されます。
Aliexpressと比較されることが多いですが、Banggoodには次の長所があります。
- サイト運営歴が長い(Banggoodは2006年、AliExpressは2010年スタート)
- 直接仕入れ・販売をしている(AliExpressはモール型)
- PayPalが使用可能
- 3Dプリンタ、モジュール基盤などのガジェットが強い
- 1点から購入できる商品が多い
Alibabaに知名度は劣るかもしれませんが、運用歴はBanggoodの方が長く安心して利用可能です。
また1点から購入できる商品が多いため、興味がある商品はまずは1点だけ購入して商品の質や発送、サプライヤーの対応を確認してから仕入れるかの判断が可能です。
そして最初の商品の購入時にサプライヤーとの連絡先を交換し、値段交渉すれば、より安い価格で商品の仕入れができる可能性があります。サプライヤーのほとんどは英語を話せるため、英語が話せれば英語で交渉可能です。
またBanggoodは価格が安いことでも有名です。Banggoodは上で紹介した義烏にも拠点があります。
義烏の特徴は非常に多くの種類の商品が安価で販売されていることです。Banggoodは義烏のような地域に拠点を持ち、直接仕入れを行っています。
そのためエンドユーザーに低価格で商品販売が可能になるという仕組みです。
DHGate.com
最後に紹介する中国メーカー輸入に利用できるECサイトがDHGateです。
中国で最大のB2Bクロスボーダー電子商取引プラットフォームとなっています。おもちゃ・趣味、健康・美容、バッグ・ジュエリー、ホーム、自動車、アパレルアクセサリー、コンピュータ・ネットワーク、エレクトロニクスなど3000万以上の豊富な商品が揃っています。
特にバイヤーからはウェディングドレスやパーティードレス、ファッション小物が人気です。
DHGateは類似サイトのAlibabaと比較して、MOQ(最低発注数量)が少ない傾向があります。
たとえばAlibabaでは10個からしか購入できない商品をDHGateなら1個から購入可能といったことが多いです。
仕入れ前にそのサプライヤーからいくつか商品を購入して確かめてから仕入れの判断ができます。また少ないMOQから交渉できるサプライヤーが多いため、気に入った商品があれば積極的に交渉を行いましょう。英語で交渉可能です。
ただDHGateのファッション系の商品はコピー商品が少なくありません。ファッション系商品を扱う際には、特に注意しましょう。
他にもDHGateは一般ユーザーの利用も多く、一般ユーザー向けに雑な対応をしているサプライヤーもいます。
在庫がないのに、あるといって注文した商品が届かなかったり、発送方法を変更した際に送料を倍額取られたりといったトラブルも多いです。
輸入に利用するのであれば、利用するサプライヤーは厳選して、トラブルには細心の注意を払いましょう。
海外メーカークラファンだけでなくOEM,ODMクラファンをしたい方へ
いかがでしたか?
リサーチサイトをズラすだけでライバルに大きく差をつけることができます。
アリババやタオバオでのプラットフォームでのリサーチに限界を感じたら、本記事でご紹介したプラットフォームでのずらしリサーチもしてみてくださいね。
成田が得意としているのは、海外メーカーと独占販売権を結んで日本で販売するタイプのクラファンですが、OEMクラファンの経験もあります。
最近はOEM,ODMクラファンをしたい、と希望するクライアントさんも増えてきています。
OMP(オンラインマイクロ商社プロジェクト)では、OEMクラファンのご相談も承っておりますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
グループチャットではいくつものプロジェクトを経験した先輩方の意見もバンバン聞けるので、濃いリアルな情報を聞けます。
Amazonで垢バンリスクにおびえながらひとり黙々と孤独に作業しており、精神的につらいとOMPに入ってこられる方も少なくありません。
仲間たちと進捗状況を報告しあいながら、またお互いのプロジェクトにいいね!しあいながら一緒に盛り上げていくOMPの絆に最初驚かれる方もいらっしゃいます。
「同じ時期に入ってきたあの人がもうプロジェクト始めている!自分も契約とって早く起案したい!」と仲間の実績が奮闘するための起爆剤になるので頑張れる方もいらっしゃいます。
仲間と一緒に頑張れる環境は貴重ですよね!僕たちと一緒にクラファンやりませんか?