TSUTAYAグループのクラウドファンディングサービス、GREEN FUNDING(グリーンファンディング)についてご紹介します。
クラウドファンディングサービスGREEN FUNDINGとは?
GREEN FUNDING (グリーンファンディング)は、7,000万人以上の会員データを持つCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)TSUTAYAグループが運営するクラウドファンディングプラットフォームです。
1,200以上の実店舗とも連携し、映画・出版・音楽・ガジェットなど様々なプロジェクトが掲載されています。
物販クラウドファンディングを行う事業者さん(特に中級者以上)からも評判の高いサービスです。
ビジョンと信条
ビジョンは「未来を企画する会社」です。
信条は5つ。
- 人と人の縁を仕事に
- 良心に問う
- チームワークこそ重んじる
- 知性を武器にする
- 生の情報を知る
人と人の「縁」をみどりと読み替えてグリーンファンディングとサービス名がつけられたとのこと。
ちなみにGREEN FUNDINGのロゴは「円」を模しているそうです。
優れたサービスやプロダクトに対して、日本「円」で支援を行うという意味が込められているそうです。
「円」→「縁」→「GREEN」となかなか深いネーミングだと感じました。
「蔦屋家電」実店舗と連携。CCCグループならではの販促
東京二子玉川の蔦屋家電(つたやかでん)などのCCCグループ日本全国およそ1200店舗と連携した販売促進ができるのもGREEN FUNDINGの強みです。
GREEN FUNDINGで跳ねた(1,000万円以上の支援が集まった)プロダクトなどは実店舗で一般販売される確率が高いです。
日本初のネット時代の次世代型ショールーム
「蔦屋家電+(プラス)」は
世界中のユニークなプロダクトに実際に触れることができ、
創り手とのコミュニケーションによって
製品開発に参加することができる、
次世代型ショールームです。
ライフスタイルを変えるようなプロダクトの未来をつくる場所
「蔦屋家電+」をご体感ください。
参考:蔦屋家電+とは
時々、二子玉川ライズに隣接する蔦屋家電+にも足を運ぶのですが最新のAPPLEデバイスなどと並んでこれからブレークするであろうガジェットなどが上品に陳列されており実際に手にとることができます。
専任のスタッフさんが常駐しているので、その商品の開発ストーリーなど裏話を聞くことができてインスピレーションが湧きます。
遠方で中々足が運べないという方も蔦屋家電のSNSアカウントを見ると、まだ世の中に出回っていないようなワクワクして浪漫あふれるプロダクト情報が随時更新されていますので要チェックです!
いいねやリツイート数が多いものは、プロジェクトでも大きく支援額を伸ばしている傾向にあります。
<蔦屋家電 公式Twitter>
二子玉川 蔦屋家電 @T_ELECTRICS
<蔦屋家電 公式Instagram>
二子玉川 蔦屋家電 @tsutaya_electrics
GREEN FUNDINGサービスの歴史
GREEN FUNDINGの運営会社はCCCグループの株式会社ワンモアです。
広告代理店・電通出身の沼田健彦さんが代表として2013年にサービス立ち上げを行い、今では日本有数のクラウドファンディングプラットフォームに成長しています。
GREEN FUNDINGで購入型クラファンを起案するメリット
我々物販プレイヤーがGREEN FUNDING上で購入型クラファンプロジェクトを起案するメリットについてまとめました。
TSUYAYA(CCC)グループの強み!全国ネットワークとTポイント連携
実店舗での販売促進も積極的に行っているのは、前項でもご紹介しましたが、TSUTAYAグループは日本全国7,000万人以上のTポイント会員データを保有しているのが強みです。
また、好きなアーティストやクリエイター(起案者)をT-POINTで応援できる新サービスを実施しているなど、クラウドファンディングでの支援の障壁を下げる試みも色々実施しています。
GREEN FUNDINGの支援の際に T-POINTが貯まる・使うことができるのは嬉しいですよね。
「Engadget 日本版」「rakunew」など有力メディアで拡散
GREEN FUNDINGに限らず、物販クラウドファンディングの支援者は新しもの好きの30~40代男性が多い傾向にあります。
仕事に子育てに趣味に充実した日々を送る心の広いリア充な方が多いように感じます。
そういった方がよく閲覧しているガジェット関係のウェブメディアと数多くタイアップしておりプロジェクトが拡散されるのもメリットの1つです。
盛り上げ支援もやってくれるのはありがたいですね。
rakunewはCCCグループ会社である株式会社タイムマシンが運営しています。
GREEN FUNDINGで支援が多い10ジャンル
どの物販クラウドファンディングプラットフォームでも売れるジャンルは定番のガジェットやアウトドア系など似たような傾向にありますが、GREEN FUNDINGで特に支援額が多く集まっているジャンルは以下の通りです。
- アウトドア系
- ガジェット系
- オーディオ系
- 財布系
- バック関連
- ジム関連
- トラベル関連
- カー用品
- IoT関連(スマートプラグetc)
- 翻訳機
ただ、売れるジャンルほど技術基準適合証明(技適マーク)や電気用品安全法(PSEマーク)、食品衛生法などの取得費用がかかることも忘れてはいけないポイントです。
Amazonで中国OEM商品を販売した経験がある方は馴染みがあるかと思いますが、日本の法律にのっとって商品販売するのに認可が必要な商品が数多くあります。
例えば、7歳未満の子ども用おもちゃなどは誤飲の恐れがあるため全て食品衛生法の取得が必須です。
少しでも不安に感じることがあれば、財団法人対日貿易投資交流促進協会mipro(ミプロ)や日本貿易振興機構JETRO(ジェトロ)などでは電話無料相談に乗ってくれますので、積極的に活用していきましょう!
またこれらの認可が必要な商品は必ずサンプルを取り寄せて、問題なく動作するか確認したうえで正式契約を結んだ方がよいです。
過去には、ワイヤレスイヤフォンなどで全く使い物にならず大クレームになり返金対応に追われたメーカーさんもあったりしますので直感だけで商品を選ぶと痛い目にあいます。
取得費用は数十万かかるものもあるため、海外メーカーには事前にその費用と認可がおりるまでの時間が掛かる旨をきちんと説明しておく責任があります。
理解のあるメーカーだったら費用を全負担してくれますが、未知数の日本市場で初期投資するのはリスクがあると考えるメーカーも一定数おり費用折半になるケースもあります。
なので、販売価格にこれらの許認可手続き費用も加味しておくことが重要です。
これらの認可を受けずにプロジェクトを進めることは基本NGです。もし仮に認可を受けていないものを支援者に配送してしまったらすべて商品回収・返金という最悪のケースになることも覚悟しなければなりません。
ルールを守ってビジネスを進めていきましょう。
参考1:総務省 電波利用ホームページ|その他|技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
参考2:概要 | 電気用品安全法(PSEマーク) | 電気製品・医療機器の認証・試験 | 日本品質保証機構(JQA)
参考3: 食品衛生法に基づく輸入手続
購入型クラファン実績1例『IceBRKR』
以前GREEN FUNDING上で手掛けたプロジェクト実績の1つをご紹介します。
イタリアのbONE Technology社によって開発された骨伝導型スノーゴーグル『IceBRKR(アイスブレーカー)』です。
スキー場でスマホを持たずに仲間たちと連絡を取り合うことができたり、音楽を楽しめる画期的なスノーゴーグルです。
私は趣味がスノーボードなので、趣味と実益を兼ねたドンピシャの商品で思い入れもひとしおです。
計画的に事前プロモーションを実施しておかげさまで2,000万円以上の支援をいただくことができました。
次フェーズとして、冬から全国にチェーン展開する某大手スポーツショップでの実店舗販売計画を進めています。
参考:【つながる、仲間と】スマホはいらない世界初の骨伝導&MESHインカム搭載スノーゴーグル『IceBRKR』ターンを刻む音、仲間との会話、盛り上がる音楽、雪山に新たなエンターテイメントを!
Amazon物販などと違い、メーカーと独占販売契約を結んでおり一切相乗り出品がないためこのように包み隠さずに実績をお伝えできるんです。
パソコンを年中にらめっこして売れる商品をエンドレスでリサーチすることなく、1つ1つのプロダクトの販促にリソースを避けるのも物販クラウドファンディングの醍醐味の1つです。
GREEN FUNDINGを物販事業者が利用する前に知っておくべきポイント
GREEN FUNDINGプラットフォームを物販プレイヤーが利用する前に知っておくべきポイントについてまとめました。
募集方法はAll or Nothingのみ
募集方法はAll or Nothingのみになります。
ゼロ or サム方式で、目標金額に達したらプロジェクト継続(商品リターン有)、プロジェクト期間内に目標金額を達成しなかった場合は集まった支援金を獲得できず、支援者からの申込みはキャンセルされ全額返金。 リターンも発生しません。
もう1種類の総取りAll in 方式との違いについては以下記事にまとめていますのでご覧ください。
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利用手数料は20%
現在は法人格をお持ちの方のみ、サービスを利用可能です。
他のクラウドファンディングサービスと同様に、GREEN FUNDINGでもGREENキュレーターという担当社員が1名ついてプロジェクト成功の手助けをしてくれます。
- プロジェクトプランニング
- プロジェクト用のランディングページ制作アドバイス
- プロジェクトスタート前のFacebook広告での事前集客、開始後のメールマガジン掲載など
過去のナレッジ・成功則を蓄積されているので、初めての方でも安心してプロジェクトをすすめることができますね。
担当キュレータープランは利用手数料20%です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング・Paypayモールの利用手数料が10%前後であることを考えると人の手を介しているのでどうしても高めになってしまいますね。
ただ、ターゲット属性に合った有力ウェブメディアなどにも掲載してもらえるので販売促進費と想定して商品の値付けをすれば十分に利益も確保できます。
GREEN FUNDINGはAll or Nothing方式のみなので、もし支援額が目標に満たなかった場合1円も支援額を受け取ることなく初期費用のみ無駄にかけてしまうリスクもあることを念頭に置く必要があります。
ただ、成田経由だと、まとまった初期費用がかからず利用手数料が優遇されますのでご興味ある方はお問い合わせください。
広告タグは挿入可能。効果が見えやすい
よく成田のクライアント様から、サイバーエージェントグループのクラウドファンディングプラットフォームMakuakeと何が違うのですか?どちらを利用すればよいですか?という質問を受けます。
どちらも集客力が高くおすすめのプラットフォームではありますが、決定的な違いとしては自前の広告タグを挿入できるかできないかという点です。
Makuakeは広告タグを入れることができず、正確な広告の効果測定ができません。
ちなみにMakuake支援者のメールアドレスも取得できず、広告専門用語にはなりますが似たような年齢層や性別、趣味嗜好などのユーザーを自動的に抽出して広告配信する類似オーディエンスの設定も難しくなります。
基本Makuakeの営業さんは自前のFacebook広告運用代行オプションを利用するようにすすめてきますが、土日は配信を止められないなど縛りが多いです。
一方、GREEN FUNDINGは基本自前のECサイトを運用するようにリマーケティングタグを入れることができ、実際掛けた広告費に対しての費用対効果を正確に把握することが可能です。
自前で運用できるので、週末の広告チューニングもスムーズにできます。
もちろんメールアドレスの獲得もできますので、プロジェクト終了後の類似オーディエンスでの販売促進活動もしやすいです。
FacebookやGoogle、Yahoo!などの広告運用の経験がおありの方は基本GREEN FUNDINGがおすすめです。
GREEN FUNDINGにもFacebook広告運用代行オプションがありますが、代行・運用手数料無料でFBに払う実費のみというサービスの良さも売りです。
広告動画の制作費用も無料でしてくれるので、利用しない手はありませんよね。
ちなみに、
Yahoo!やGoogleの広告は若干初心者には難しいかもしれませんが、Facebook広告は初心者でも使いやすくInstagramにも同時配信されますので1日500円くらいからでも十分に集客効果が見込めます。
ご自身で広告を回したい方は、「物販 Facebook広告・インスタ広告運用」などと検索したらわかりやすく図解されているサイトや優良noteも多数ありますのでそちらを参照されてもいいかと思います。
事前プロモーション無しだと支援額が集まりづらい
昨今のクラウドファンディングブームにより、プロジェクトの絶対数が増えておりただプロジェクトを起案しただけでは満足いく支援額を得られないケースが増えてきました。
そのため、事前にLINE公式アカウント登録やメールアドレスなど購入見込み客リストを集めるティザー広告プロモーションをしたほうがスタートダッシュをかけやすいです。
これは必須ではなくプロダクト力だけで支援を集めるものもありますが、ごく一部のスター商品に限られます。
全くプロモーション無しでは伸び率が悪くなってきています。
ティザー広告用の購入予約受付ページを1枚無料のホームページサービスであるペライチやStrikingly、あるいは有料のワードプレスといったCMSで作ってFacebook広告で事前集客するのが定番です。
あるいはInstagramやTwitterアカウントでのプレゼント企画,PRtimesなどのプレスリリース,Youtuberなどのインフルエンサーによるレビュー動画なども有効です。
自分では人気youtuberにどう依頼したらいいのかわからない・・と心配になりますが、商品と親和性の高いyoutuberとのキャスティングもGREEN FUNDINGが行ってくれるのでプロモーションをかけやすいですよね。
GERRN FUNDING独自のフランチャイズパートナーによるメディア露出、デジタル広告支援、メルマガ掲載など、支援を集めるためのプロモーションを一緒にして盛り上げてくれるのは非常に心強いです。
こういった事前のプロモーションは知っているのと知らないのでは結果が全く変わってきます。
OMP(オンラインマイクロ商社プロジェクト)では、事前プロモーションの具体的手法をお伝えするセミナーなども定期的に実施しています。
成田経由のプロジェクト起案だとGREEN FUNDING利用手数料が優遇
GREEN FUNDINGを成田経由(OMPコンサルティング受講)で利用した場合、20%の利用手数料が優遇されます。
ほとんどのプロジェクトは1回あたり100万円ほど支援が集まります。
その中の数%でも利用手数料が優遇されるだけで毎回数万円単位で手数料分節約できますので、結果として利益率が高くなった,十分元がとれたとクライアント様にも喜んでいただいています。
ご興味ある方は下記フォームよりお問い合わせください。
無料LINEチャットでのご相談でも構いません。
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