輸入品のクラウドファンディングで海外メーカーと取引できる確率を増やす5つのコツ

日本未発売の輸入品でクラウドファンディングを行う場合、海外メーカーとの取引交渉、独占契約が必須となります。

物販クラファンで最初に取り組むのが輸入する商品のリサーチと、海外メーカーとの交渉です。

特に最近は、自分と取引するメリットや具体的なセールスプランをメーカーによく伝える必要があります。

物販クラファンに取り組む人が増えたこともあり、テンプレート通りの交渉では、なかなか海外メーカーに相手にしてもらえません。

この点は、せどりや転売の商品仕入れのように、方法をただ真似すればいいわけではなく、方法を自分なりにカスタマイズする必要があるノウハウです。

ただ、現状はテンプレート通りの交渉をするライバルが多く、「ライバルは多いが弱い」と言えるので逆にチャンスと言えます。

 

そこで、今回は輸入品のクラウドファンディングで海外メーカーとの取引ができる確率を増やすコツをお伝えします。

 

成田光
メーカーとの交渉は、失うものは何もないので、とにかく場数を踏んで交渉スキルを高めていきましょう。

 

【この記事を読むことで得られるメリット】

  • 日本未発売の輸入品を売るための海外メーカーのアプローチ方法がわかる
  • 海外メーカーに興味を持ってもらう確率が増える
  • 海外メーカーと独占契約が結べる確率が増える

交渉窓口を探すのをすぐに諦めない

メーカーの交渉窓口を根気よく探す

実は、KickstarterやINDIEGOGOで商品リサーチをした後、メーカーとの交渉窓口を探す過程で、すでに取引できる確率に差が付きます。

  • なかなか取引が決まらない人は、メーカーの窓口が見つからなければすぐに諦める
  • 取引が決まる確率が高い人は、メーカーの窓口を何とか探す

具体的に解説します。

すぐに連絡先が見つかるメーカーばかりではない

KickstarterやINDIEGOGOで日本でも売れそうな商品が見つかった後、多くの人はKickstarterやINDIEGOGOのサイト内で連絡先を探します。

実際にメーカーによっては、すぐにホームページ内の問い合わせフォーム(Contact usなど)やメールアドレスを見つけることができます。

しかし、場合によってはKickstarterやINDIEGOGO経由で海外メーカーとの連絡先が見つからない場合もあります。

ホームページやSNSのリンクを掲載していないメーカーも少なくありません。

ここで諦めて他のメーカーにアプローチする人が多いのですが、機会損失している可能性があり、少しもったいないです。

海外クラファンサイト経由で連絡先が見つからない場合の対処法

KickstarterやINDIEGOGOで連絡先が見つからなければ、以下の方法を試すと案外見つかります。

時間をかけすぎるのも良くないですが、少し根気よく探してみましょう。

【メーカーの交渉窓口を根気よく探す】

・メーカー名でGoogle検索してホームページやSNSを探す

・ホームページで問い合わせフォームがなければプライバシーポリシーや条項(TERMS)でメールアドレスを探す

・メールアドレスがなければFacebookメッセンジャーなどでメッセージしてみる

一手間かかりますが、他のライバルセラーが面倒くさがる方法なので、良い商品を扱うメーカーなのに競争率が低いことがあります。

実際に根気よく連絡先を見つけてメールして、独占契約を獲得した人も少なくないので、すぐ諦めていた人は試してみてください。

メーカーにアプローチして返信がなくてもすぐに諦めない

クラファン提案で海外メーカーから返信がない

メーカーの連絡先を見つけてメールしてみたものの、3日くらい経っても返信がない……。

このように、メーカーから連絡がないことは頻繁にありますし、むしろ1回で返信が来る方が少ないくらいです。

返信があるまで最低7回はメールしてみる

メーカーと取引できる人は、メーカーから1回返信が来ないくらいでは諦めません。

「7回触れた人は反応する確率が高い」というセブンヒッツ理論にあてはめれば、返信があるまで最低7回はメールします。

もちろん、同じメールを繰り返し送っても効果がありません(むしろ印象が悪い)。

最初は同じ内容のメールを送ってもいいですが、例えば以下のように少し内容を変えて送ってみましょう。

1回目初回交渉例文を参考にメールを作成
2回目1回目と同じ内容でOK(タイトルだけは変える)
3回目2回目の内容を少し変える
4回目3回目の内容を少し変える(雑談のような話題も有効)
5回目4回目の内容を少し変える
6回目簡単にセールスプランを示した資料を添付
7回目詳しいマーケティングプランを添付

上記はあくまで参考例で、必ずこうしなければならないわけではありません。

国内メーカーと海外メーカーでは商習慣が違います。

返信がなくても「こんなものなんだ」と思いながら諦めずに2回、3回とアプローチしてみてください。

違う連絡先に連絡してみる

メーカーとの交渉窓口を探していると、メールアドレスが1つだけでなく、複数見つかることがあります。

また、FacebookやTwitterのURLも見つかることがあります。

返信がない場合は、少し時間を置いて違う連絡先にメッセージしてみることも有効です。

案外、「現在使われていないメールアドレスに連絡していた」ということもあり得るためです。

【中上級者向き】電話してみる

英語ができる人は、思い切ってメーカーに電話してみるというのも一つの手です。

海外メーカーとの交渉でWebミーティングすることはあっても、電話で細かいやり取りすることは稀です。

少なくとも日本人セラーの場合は、電話しない傾向が高いですが、それだけにライバルと差を付けやすいです。

極端に返信が遅ければ交渉をストップする必要もあり

メーカーからメールの返信がなくても交渉を諦めない姿勢は大事です。

ただ、やっと連絡ができて、交渉を進める過程でも極端にレスポンスの悪いメーカーは要注意です。

あまりに返信の遅いメーカーは、仕入れの納期を守らない可能性が高いためです。

クラファンのリターン商品の発送期間は、ある程度余裕を持たせることはできますが、それでも遅延が発生することはあります。

一度メーカーと連絡できたら、スピード感のあるやり取りをするために、メールからチャットで誘導することもおすすめです。

「日本から同様のオファーが何通も来ている」と言われても諦めない

同じオファーが何度も来ている

海外メーカー何社かにクラファンを提案する際、おそらく1回は言われるのが「同様のオファーメールが何通も来ている」という返答です。

最近は物販クラファンに取り組む人が増えてきて、しかもKickstarterやINDIEGOGOで支援を得られた商品ほど狙う人が増えます。

「また来たよ」と言われれば、「もうこのメーカー担当者は乗り気でないな」と諦めたくなる気持ちもわかります。

ただ、交渉メールを何回も送っても無視されるよりは取引ができる可能性があるので、諦めずに交渉していきましょう。

海外メーカーがはったりで「また来たよ」と言っている可能性はある

確認できる手段はないですが、海外メーカーがはったりで「また来たよ」「同じ提案を何度も受けている」と言っている可能性はあります。

はったりをする理由の多くは、メーカーが卸値やMOQ(最低ロット数量)などで有利に交渉を進めたいためです。

だからといって「本当ですか?」と聞くわけにはいかないので、「また来たよ」と言われても及び腰になるのではなく、粘り強く交渉を進めましょう。

実績がなければ自分と取引するメリットを伝える

すでに物販クラファンの経験値が高い方であれば、「また来たよ」と言われても自分の実績や資金力をPRすることができます。

実際にMOQを多くしたり、一般販売時の販路をすでにいくつも保有したりしていれば、メーカーは喜んで優先的に取引したいと考えます。

しかし、物販クラファンを始めたばかりであれば、当然資金力もなければ実績もありませんし、一般販売の卸先もありません。

であれば、答えは一つではないですが、自分が取引したい想いや、自分と取引するメリットを十分に伝えるようにしましょう。

テンプレ的な回答ではなく、セールスプランを示してプロジェクト中の戦略を示したり、一般販売後の戦略を伝えたりするのです。

この点は、回答例を参考にして場数を踏みながら、自分で考えながら最適解を生み出していくしかありません。

ただ、これが冒頭でお伝えしたように、物販クラファンがなかなか飽和しない理由なので、諦めずに粘り強く交渉するようにしましょう。

Webミーティングは引き受ける

海外メーカーとのWebミーティング

海外メーカーとの交渉は、メールやチャットだけで進む場合もあれば、途中からWebミーティングをすることもあります。

国内メーカーとの商談と違い、英語で会話する海外メーカーとのWebミーティングは、特に最初は緊張します。

さらに通訳を外注し、セールスプランを示したプレゼン資料を用意して……という段取りも必要になります。

しかし、Webミーティングの場を設けているということは、メーカーが興味を示してくれていることは間違いありません。

最初の1回は緊張するかもしれませんし、失敗することもあるかもしれませんが、1度やれば2回目以降は抵抗がなくなります。

Webミーティングのハードルが高く感じるのは最初の1回だけなので、提案されたら快く引き受けるようにしましょう。

メール1通に対して質問や確認事項は1~2個に留める

メール1通あたりの質問事項

メールやチャット1通で、海外メーカーに質問や確認事項を何個も送ることはおすすめしません。

いくつも質問や確認事項が書かれたメールを見て「面倒くさい」と思ったことはないですか?

海外メーカーも同じように考えるので、急激にレスポンスが落ちたり、質問がスルーされてしまったりします。

クラファンの交渉に慣れてくるほど、1通で何個も確認したくなりますが、基本は1回のメールで質問・確認は1~2個です。

細かくスピード感のあるやり取りをしながら少しずつ確認した方がコミュニケーションは円滑に進みます。

メーカーにアプローチできるが、なかなか独占契約に至らない場合は、メールのやり取りの内容を見直してみましょう。

【まとめ】「諦めない」「自分なりにカスタマイズする」で取引数が増える

以上、輸入品のクラウドファンディングで海外メーカーと取引できる確率を増やすコツを解説しました。

まとめると、「すぐに諦めない」「テンプレを参考に自分なりにカスタマイズ」するということです。

物販クラファンの最初の関門となる、メーカー取引ができる人は、粘り強く交渉し、自分の考えを言えている人です。

もちろん、何もない状態から生み出すのは難しいので、私でも交渉メールやQ&Aの例文はお伝えしますが、あくまで参考です。

メーカー交渉については、場数を踏んで、自分なりの最適解を生み出すことで、メーカーとの取引を増やすことができます。

メーカーとの交渉については、以下の記事も参考にしてください。

クラウドファンディングのリスクを抑えるための詰めのメーカー交渉術

 

購入型クラファンで必須の独占契約を獲得するためのメーカーとの交渉方法

 

海外メーカー仕入れの交渉で取引成立するための7つのテクニック

 

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