物販クラウドファンディングのメリット・デメリットを詳細に解説

成田光
物販クラウドファンディングはメリットの大きい手法ですが、デメリットも知っておくと良いでしょう。

これまで、物販クラウドファンディングの魅力や大きなメリットについてお伝えしてきましたが、一方でデメリットもあります。

 

他の物販とは少し毛色が違うところもあるので、他の物販と比較した場合、メリットもあればどうしてもデメリットもあるのです。

 

ただ、デメリットは解消する方法はありますし、解釈を変えればメリットに置き換えることもできます。

 

そこで今回は、物販クラウドファンディングのメリットについて簡単におさらいし、デメリットや対策についてお伝えします。

 

【この記事を読むことで得られるメリット】

  • 物販クラウドファンディングのメリット・デメリットがわかる
  • 自分が物販クラウドファンディングに向いているか否かがわかる
  • 物販クラウドファンディングに必要な対策がわかる

物販クラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングのメリット

物販クラウドファンディングのメリットは非常にわかりやすく、そして魅力的です。

 

これまで、本ブログでは、物販クラウドファンディングについて、次のようなメリットをお伝えしてきました。

 

  • 在庫不要の先行予約販売で規制なし
  • トラブルがなければ返品返金なし
  • 自分で価格設定ができて利益率が高い
  • 独占契約で大きなビジネスに広がる
  • ライバルとの差別化がしやすい
  • 社会的信用が高く、家族や友人に堂々と話せる
  • 1回のクラファンで数十万~数百万の利益が得られる
  • 場合によっては一般販売で継続的な利益が得られる

 

これだけ言うと、既存の物販ビジネスのデメリットを省いて、メリットだけを寄せ集めた夢のような話にも見えます。

 

初心者の方はもちろん、物販経験者の方が見たら「そんなことあり得るのか」と思うでしょう。

 

ただ、独占契約はメリットではありますが、日本国内にまだ存在していない商品提供するというクラファンの特性上、独占契約もしくはOEMが必須となります。

 

つまりメリットであると同時に必須条件でもあるので、クラウドファンディングは上級者向きノウハウと感じる方もいるかもしれません。

 

しかし、独占契約は海外のクラファンサイトに出品しているスタートアップ企業であれば、かなり話を通しやすい傾向にあります。

 

日本市場でテストマーケティングをしたいと考えている海外メーカーは案外多く、喜んで提案を引き受けてくれるケースが多いのです。

物販クラウドファンディングのデメリット

クラウドファンディングのデメリット

夢のような話に思える購入型クラファンですが、もちろん転売ビジネスやメーカー仕入れと比較した場合のデメリットも存在します。

 

最近MakuakeやGREEN FUNDINGを見ても購入型クラファンが浸透してきたことを感じますが、良いことばかりではありません。

 

クラファンには、クラファン特有のメリットもあれば、デメリットもあります。

 

最初からデメリットを知っておけば、「こんなもんなんだ」「こういうときは、こうすれば良いのだ」と対策を立てることもできます。

 

デメリットを過度に気にしすぎてチャンスを逃すようなことはしてほしくないですが、デメリットを知っておくことで冷静に取り組めるでしょう。

 

一般的な商品が売れにくい

クラファンで売れない商品

これまでAmazon、楽天、メルカリ、ヤフオクを販路として物販をやってきた方は、クラファンに取り組む際、少し違和感を覚えるかもしれません。

 

Amazonやメルカリで売れる商品は、当たり前ですが、既に日本の市場で売られている一般的な商品です。

 

Amazonに限らず、家電であればヤマダ電機、家具であればニトリなどで普通に売られている商品です。

 

しかし、市場にない商品のテストマーケティングとして活用されるクラファンは、このような一般的な商品が売れない傾向にあります。

 

MakuakeやGREEN FUNDINGを見てみると、ヤマダ電機やニトリにある商品より、少し変わったモノが多いと感じるでしょう。

 

ポジティブに捉えれば、「面白い」「こんなのがあったら嬉しいな」「その手があったか!」と思えるような商品。

 

つまり、クラウドファンディングの支援者は、「新しいモノ好き」「流行に敏感」といった方が多く、価格や安心感は一般商品に比べると求められません。

 

さらに、日本人にありがちな「みんなが使っているから自分も使う」というのも、クラファンでは通用しません。

 

そのため、これまでAmazonや楽天で売ってきた人から見ると、かなり戸惑うかと思います。

 

逆に言えば、一般的にはなかった商品を世に出すという面白さや達成感を覚えるビジネスです。

 

やってみないと、この面白さはわからないところはありますが、心の底からクラファンを楽しんで取り組んでいる方が多いのも事実です。

クラファンで売れても一般販売で売れるとは限らない

クラファンと一般販売

購入型クラファンというと、「クラファンで短期的な爆発的な売上+一般販売で安定的収入」のイメージを持つ方もいるでしょう。

 

しかし、先に書いたようにクラファンと一般販売ではターゲット層が違うので、「クラファンで売れる=一般販売で売れる」とは限りません。

 

一般販売で求められているのは価格、ブランド、安心感などで、クラファンのような刺激的な商品は不利になります。

 

もちろん、クラファンで爆発して一般販売で長く売れ続けることも多いですが、試してみないとわからない部分も多いです。

 

詳しくは次の記事をご覧ください。クラファンで完結させるか、一般販売も視野に入れるかで戦略が違います。

 

しかし、一般販売で売れないと思っていたら、「意外と売れた」なんてこともあるので、面白いところではあります。

 

購入型クラウドファンディングの成功・失敗を分ける出口戦略

 

作業工程が多い

クラウドファンディングの作業工程

転売ビジネスだと、「商品を安く仕入れて高く売る」という、非常にシンプルな作業です。

 

価格差のある商品をリサーチする

リサーチした商品を仕入れる

出品する(Amazon、メルカリなど)

注文があったら商品を発送

 

と単純なことをひたすら繰り返します。

 

一方、購入型クラファンの作業工程は次の通りです。成田式購入型クラファンを例にすると、

 

海外クラファンサイトで商品をリサーチする

海外メーカーと交渉する

独占契約を結ぶ

クラファンサイトの商品ページ(LP)作成

プロジェクト開始前、直後の事前集客

クラファンプロジェクト開始

プロジェクト終了後のリターン発送

一般販売でも売れそうなら試してみる

 

と、タスクが多く発生し、しかも単純作業ではなく、思考が必要なタスクも多くなります。

 

ただ、転売ビジネスは単純作業の繰り返しであるために、参入障壁が低く、誰でもできるため、ライバルが過剰になりました。

 

参入障壁が低いほど、簡単に売ることが難しくなるものです。

 

しかし、クラファンは独占契約を結んで、自分だけが扱える商品を、自分の工夫次第で爆発的に売るので、ライバルとの差別化が可能です。

 

クラファンは経験するほどスキルが蓄積されて、自分自身のビジネスとして確立しやすいのです。

 

マーケティング戦略が必要

転売ビジネスだと、価格差のある商品を調べて売るだけなので、良くも悪くもマーケティングの知識がなくても売ることが可能です。

 

比較するのは仕入れ先と出品先の価格、出品後の価格推移といった金額的な要素だけなので、思考する要素があまりありません。

 

しかし、クラファンは作業工程の話でお伝えした通り、LP作成や事前集客といったマーケティング的な戦略が必要になります。

 

つまり、どうやって商品の良さを認知してもらおうかという戦略です。

 

特にLPは作り方次第で売れ行きがかなり変わります。MakuakeやGREEN FUNDINGを見ても、LPの作り方が上手な方がプロジェクトを成功させています。

 

価格差だけではなく、自分自身で考えて商品を売る過程は、デメリットではあります。

 

しかし、経験によってスキルを上げ、独自のビジネスとして確立できますし、商品を売る過程を楽しみたい方には大きなメリットと言い換えられます。

 

物販クラウドファンディングの成功例と成功のコツをクイズ形式で解説します

 

交渉が必要

海外メーカー商品の交渉

クラファンというよりは、メーカー仕入れの話になるのですが、成田式購入型クラファンでは仕入れ先のメーカーと直接交渉する必要があります。

 

転売ビジネスでは、小売店や代理店から仕入れるだけなので、交渉するというステップがありません。

 

ただ、日本市場でも売ってみたい、試してみたいという海外メーカーは案外多いので、正しい手順で行動すれば、交渉は成立するようになります。

 

通訳も安価に外注することができますので、そこまで構える必要はありません。

 

独占契約が続くとは限らない

独占契約を打ち切られる

独占契約というのは大きな魅力ではあるのですが、もちろん半永久的に続くとは限らず、契約が切られることもあります。

 

ただ、途中で切られることがあるにしても、トータルでは経験を重ねながら独占契約できるメーカーが増えることの方が多くなります。

 

また、独占契約を切られる可能性があるということは、逆に言えば独占契約を奪える可能性があるということです。

 

そのため、1社、2社と交渉が成立するメーカーが増えていけば、さほど悲観するようなことではありません。

【まとめ】メリット・デメリットを把握して購入型クラファンに取り組もう

以上、購入型クラファンのメリットとデメリットについてお伝えしました。

 

特に、デメリットについては詳しくお伝えしましたが、逆にメリットでもあるというのがおわかりいただけたかと思います。

 

  • 今までにない商品を売る楽しさを味わえる
  • 自分で考えながら作業することでスキルが蓄積される
  • 日本市場に商品を広めたい海外メーカーが強力なビジネスパートナーとなる
  • ライバルと差別化しやすい
  • 後ろめたさとは無縁で、誇りを持つことができる

 

もし、本記事を読んで、購入型クラファンに興味がある、自分に向いているかもしれないと思った方は、いつでも無料相談は随時受け付けています。

 

お気軽に随時お問合せフォームよりご連絡ください。

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