メーカー仕入れに興味がある人に、よく聞かれるのが「個人でも始められますか?」というものですが、個人でも問題なく始められます。
「法人でないとだめ」と言われることはかなり稀で、個人事業主であることで不利になるようなことはほとんどありません。
個人でも始められるので、メーカー仕入れを始める前に必要な事前準備は、そんなに多くありません。
すぐに用意できるようなものばかりですので、早めに準備して、メーカー仕入れに取り組んでいきましょう。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- メーカー仕入れに最低限必要なものがわかる
- メーカーとの交渉用に、どんなメールアドレスを開設すれば良いかわかる
- ホームページは、どのレベルのものを用意すれば良いかわかる
メーカー仕入れで必要なものは銀行口座、クレジットカード、パソコンだけ
メーカー仕入れを始める際に、最初から用意しておいた方が良いものに特別なものはありません。
- 銀行口座
- クレジットカード
- パソコン
これだけです。もちろん法人口座のようなものは必要ありません。
輸入ビジネスをしている方なら、すでに用意してあるものばかりでしょうし、物販初心者でも、多くの方はこの3つは持っているでしょう。
ただ、物販をするのであれば、次の点は注意するようにして、銀行口座は新しく作っても良いでしょう。
パソコンについては、古いパソコンで処理速度が遅い場合は買い替えを考えてください。
複数のブラウザを立ち上げると読み込みが遅くなり、かなりストレスになりますし、時間のロスも発生します。
銀行口座 | メーカー仕入れ専用の銀行口座を作る |
クレジットカード | 物販で使用するなら限度額が大きいクレジットカードを利用する |
パソコン | 処理速度が速いパソコンを推奨 |
なお、成田式クラファンのように、海外メーカー仕入れの場合は、海外送金をする必要がありますが、海外送金については次の記事で詳しく書いています。
メーカー仕入れを始める前の事前準備は2つだけ
リサーチ&メーカーへ交渉する前に、最低限必要な事前準備は、次の2点だけです。
- 独自ドメインで開設したメールアドレス
- コーポレートサイト(WordPressで簡単につくったホームページ)
独自ドメインで開設したメールアドレスは、かなり簡単に安く作れますし、コーポレートサイトも簡単なものを安価で外注すればOKです。
メーカー交渉を始める前に必須の準備にはなりますが、そんなにお金と時間をかけるところではなく、悩むところでもありません。
作ってしまえば大きく差が出るところではないので、ささっと作って早めにリサーチ&交渉のステップに進みましょう。
独自ドメインで開設したメールアドレス
メールアドレスというと、多くの方はGmailやYahoo!メールといったフリーメールを使っているかと思います。
メーカーに交渉するときでも、フリーメールで交渉することは可能ですが、やはり独自ドメインは信頼度が違います。
実際に成約率に違いが見られるので、個人事業主の方でも、必ず独自ドメインを取得するようにしてください。
また、交渉用のメールを用意することで、分けて使った方が整理しやすくなります。
独自ドメインで作成したメールアドレスは、「info@XXXXXX.com」のようオリジナルのメールアドレスになります。
お名前.comやムームードメインといった、ドメイン登録サービスから取得するようにしましょう。エックスサーバーで取得してもOKです。
「.com」であれば、取得費用は年間1,000円程度です。「.com」は商業利用のイメージが強いドメインなので、メーカーに違和感を与えることなく交渉できるでしょう。
日本でしか取得できない「.jp」(Japanの略です)は、海外の人には安心感を持たれやすい面はありますが、年間3,000円程度と、取得費用が少し高めです。
そのため、ドメインは「.com」で十分でしょう。
独自ドメインの取得には、エックスサーバーやロリポップなどのレンタルサーバー契約が必要となります。
よくわからない場合は、ムームードメインとロリポップが連携しているのでわかりやすいです。
その他、Gmailを使い慣れている方であれば、Gmailの有料版であるGoogleworkspaceを利用しても良いですが、月額費用680円(年間8160円)と少し高めです。
コーポレートサイト(WordPressで簡単につくったホームページ)
メーカー仕入れをするのであれば、Wordpressでコーポレートサイト(WordPressで簡単につくったホームページ)を作ることをおすすめします。
簡単で良いのでコーポレートサイトがあるかないかで、メーカーの印象がだいぶ変わります。
「コーポレートサイト」と言っても、法人でなければいけないという訳ではなく、個人事業主でも制作可能です。
あくまでも「どんなビジネスをしているのか」わかれば良いので、コーポレートサイトはある程度のクオリティで問題ないです。
作り込んで、凝ったコーポレートサイトを作る必要はありません。名刺代わりというイメージですね。
クラファンの場合は、Makuakeのプロジェクトの起案者がどんなコーポレートサイトを作っているのか見ても良いでしょう。
WordPressではなく無料のホームページ作成サイトはどうか?
「そんなに簡単に作って良いのであれば、wixやAmeba Ownd、Jimdoで作っても良いのでは?」と無料のホームページ作成サイトを使うことを考えた方もいるでしょう。
たしかに、wixやJimdoを使っても良いのですが、無料サービスでの構築は、コーポレートサイトに広告が出てきてしまうので、おすすめしません。
広告を非表示にするには有料プランを使わないといけなくなり、結局Wordpressで作った方がコストパフォーマンスは良くなります。
コーポレートサイトに記載する情報
コーポレートサイトは、具体的にどのくらいのクオリティで良いかというと、次の情報がわかればOKです。
- 社名(屋号)
- 設立
- 事業内容
- 代表者
- 所在地
- 電話
- メール
- ウェブサイト(URL)
これだけの至ってシンプルな内容なので、自分で文章を考えたり、凝ったデザインにしたりする必要はありません。
メーカーと交渉する際に見せれば良いので、SEO対策も必要ありません。
海外メーカー仕入れの場合は、日本語⇔英語の切替え機能を付けても良いのですが、そこまで必要なく、日本語だけで大丈夫です。
コーポレートサイトの外注について
これだけ簡単なコーポレートサイトであれば、Wordpressを使い慣れた方であれば、自分でコーポレートサイトを作っても良いでしょう。
ただ、多くの方はWordpressを使い慣れた方を除けば、コーポレートサイトは一度作ればずっと使えるので、外注してしまった方が早いです。
- コーポレートサイト用の独自ドメインの取得
- レンタルサーバーの契約
- WordPressのインストール
- テーマのインストール
- WordPressの初期設定、カスタマイズ
など、Wordpressを触るのが初めての方は、ちょっと時間がかかって大変だと思いますし、あまり時間はかけてほしくありません。
なぜかというと、上記のようなクオリティで制作するくらいであれば、3~5万円程度の費用で外注できてしまうためです。
ホームページの制作というと、50~100万円するイメージを持っている方も多いかと思います。
ただ、これはSEO対策を施して、コピーライティングやデザインもしっかりした、ボリュームのあるホームページです。
今回作るのは、上記のような簡易的なホームページなので、制作する側も手間が全然かかりません。
だから3~5万円程度で作成できますし、納期もかなり早いです。
ランサーズやクラウドワークスなどで募集すれば、この価格でやってくれる方はたくさんいます。
コーポレートサイトを作る時間を、リサーチ&交渉に充てていきましょう。その方が早く結果を出すことができます。
【まとめ】事前準備に時間をかけずにリサーチ&交渉に進んでいこう
以上、メーカー仕入れに取り組む前に必要なものや事前準備についてお伝えしました。
メールアドレスやコーポレートサイトは、あるとないで大きく違いますが、そんなに負荷の大きいところではないので、時間をかけずにさっと作ってしまいましょう。
メーカー仕入れで大事なことは、リサーチや交渉です。リサーチや交渉にじっくりと時間を充てて、スキルを高めてください。
成田式クラファンは、海外メーカーと独占契約を結び、商品を仕入れてクラファンサイトで出品するビジネスです。
興味のある方向けの無料相談は随時受け付けていますので、お問合せフォームより気軽にご連絡ください。