クラウドファンディングには、一般的によく言われている問題点があります。
クラウドファンディングの種類(購入型、寄付型、金融型)によって対策方法は全然違いますが、問題点を解決し、プロジェクトを成功させる秘訣はあります。
これは購入型クラファンでも同様で、一般的に言われている問題点についてしっかり対策すれば、成功する確率を最大限にすることが可能です。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- クラウドファンディングの一般的によく言われる問題点がわかる
- 購入型クラファンで成功するための型がわかる
目標の支援金が集まらないかもしれない
当然ながら、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げても確実に支援金が集まるとは限りません。
これは購入型クラファンでも同じことが言えますが、プロジェクトを成功させる確率を最大限にすることは可能です。
支援金を集めるために必要なのは「社会的意義」
よくクラウドファンディングでは、社会的意義の大きいと多くの支援金が集まると言われます。
購入型クラファンでも、社会的意義の大きさが必要ですが、具体的に言うと、種類が違う他のクラウドファンディングとは毛色が違います。
例えば寄付型クラウドファンディングであれば、成功してほしいと共感できるプロジェクトに対して、見返りを求めず、社会貢献として寄付すること。
金融型クラウドファンディングであれば、事業内容に共感できて、成長の見込みのある企業に投資して、起案者は投資家に対してリターンを提供すること。
そして、購入型クラファンの場合は、まだ世に出ていない魅力的な海外の新商品を、日本の市場に広めること。
物販のそもそもの意義は、「魅力ある商品を必要な方に届けること」ですが、購入型クラファンの場合は、これに加え、まだ未発売の商品を世に広めることに意義があります。
支援金を集めるには商品の魅力を伝えること
つまり、購入型クラファンで支援金を集めるには、支援者の方に「こういうのが欲しかった!」「面白い!」と伝えることが必要になります。
そのため、まだ日本で未発売の商品をテスト販売することになるので、クラファンページに魅力を十分に伝える必要があります。
他の物販とは違うところがありますが、商品の魅力を伝える方法の詳細については、以下の記事をご覧ください。
最初は難しいと思うこともあるかもしれませんが、いざやってみると、自分が良いと思って仕入れた商品を販売する面白さを感じます。
支援金が集まっても有効に使われないかも(リターンが来ない等)
クラウドファンディングのよく言われる問題点として、もう一つよく言われるのが、有効に支援金が使われないかもしれないという点です。
これは支援者側にとっては、リターンを提供してもらえない、違ったことにお金が使われてしまうリスクがあるということです。
起案者にとっては、当然このようなことになれば信頼を失い、次のプロジェクトを立ち上げることが難しくなります。
購入型クラファンでも、稀ではありますが、リターンを支援者の方に提供できなかったり、遅延が発生したりすることがあります。
リターンを滞りなく提供するためのコツを知っておくことと、万が一トラブルが発生した場合の対処方法を知っておきましょう。
そうすることで、リターン提供に関わるリスクを最大限に抑えることができます。以下の記事に詳しく書かれています。
クラウドファンディングの性質上、支援者は支援者都合でリターンをキャンセルすることはできません。
起案者から見た場合、これはメリットなのですが、支援者から見たらリスクであり、不安要因になります。
そのため、リターンの提供については、スムーズに行うようにしましょう。
もし、どうしてもリターンを提供できない状況になった場合は、返金することも考えないといけないですが、このケースはかなり稀です。
クラファンサイトの審査に時間がかかることがある
クラウドファンディングは、魅力ある新商品のテストマーケティングとしては最高の手段なのですが、審査に時間がかかる特徴があります。
例えば、比較的審査に厳しいことで知られるMakuakeは、プロジェクトの申請から公開まで約8~10営業日かかるとされています。
その間、審査によっては、クラファンLPの修正が求められることもあります。
これは、起案者と支援者のトラブルを防止するためには、どうしても必要なことになります。
あまりに時間がかかるようであれば、GREEN FUNDINGなどに切り替えることも検討が必要でしょう。
ただ、知っておいてほしいことは、クラファンLPを作成する際は、景品表示法の広告規制に注意しないと、基本的には掲載できないことです。
【Makuake実行者ガイドライン第3条】
9.プロジェクト実行者は次の各号に挙げるものについての出品説明文の掲載を禁止します。当該禁止事項に抵触する説明文の掲載が確認できた場合には当社の裁量により、プロジェクトを削除し、またはプロジェクト実行者に退会を求める場合があります。
(中略)
21)優良誤認表示や有利誤認表示等景品表示法に違反する掲載
景品表示法は主に、嘘・大げさもしくは誤解を与える表現(優良誤認)や、必要以上にお買い得に見せた場合(有利誤認)に抵触します。
知らないと、うっかり景品表示法に抵触する表現をしてしまうこともあるため、注意するようにしましょう。
ただ、景品表示法は簡単に言えば「嘘を付いてはいけない」ということなので、それほど難しい広告規制ではありません。
本当のことであれば、思う存分魅力を表現しましょう。
他の個人や企業に先にクラファンを開始されてしまうことがある
クラウドファンディングでは、よく「アイデアを盗まれてしまう」「先にクラファンを開始されてしまった」という声も聞きます。
そういったことを100%防ぐため、海外メーカー仕入れの場合は、クラファンサイト側に独占販売契約書を提出することが必須です。
逆に言うとメーカーと独占契約を結ぶということなので、物販を行ううえでは、とても魅力的な手法ではあります。
独占契約の期間については、クラファン準備と実施期間を考慮して、最低6ヶ月程度の契約を結んでおきましょう。
赤字になる可能性がある
クラウドファンディングでは、当然採算が取れるかどうかが重要になります。プロジェクトを遂行して赤字では話になりません。
これはあらゆる種類のクラウドファンディングに言えることですが、物販の場合も利益率を考慮することが必須です。
ただ、利益率の計算については、物販に慣れた方であればわかりやすいところかと思います。
また、購入型クラファンの良いところは、仕入れ金額と商品価格をコントロールできるので、赤字にならないように設定することが可能です。
そのため、ほとんど心配いらないのですが、次の記事を参照にしながら、戦略的に価格を設定するようにしてください。
【まとめ】クラウドファンディングの問題は、難しくないものばかり
以上、クラウドファンディングでよく言われる問題点と、購入型クラファンで成功する確率を最大限にする方法についてお伝えしました。
ここでひとつ言えることは、クラウドファンディングの問題は、決して難しいものではないということです。
また、クラウドファンディングは、利益率や販売数など、あらゆる問題をコントロールできるという点があります。
通常のせどりや転売であれば、価格をコントロールすることは難しいですし、自分で商品の魅力を伝えることもできません。
購入型クラファンは、決して楽に儲かるとは言いませんが、経験を重ねて腕を上げるほど売上・利益が伴うビジネスと言えるでしょう。
ご興味のある方の無料相談は随時受け付けていますので、随時お問合せフォームより気軽にご連絡ください。