クラウドファンディングでより多くの支援者を集めるために絶対に必要なのは、集客力とマーケティング力。
この2点に関しては日々磨き続けていきたいスキルです。
いまや集客において絶対に欠くことのできないSNS運用。
本記事ではSNSマーケティングとクラファンを絡めて、使うと便利なツールのご紹介や流れを解説していきます。
YouTube, Twitter, Instagramのインフルエンサーアクセス解析ができるSOCIAL BLADE
SOCIAL BLADEはソーシャルメディアの関連数値を統計的に示し、分析を行うことを可能にするウェブサイトです。
SOCIAL BLADEはYouTubeのチャンネルを分析することで最もよく知られています。
Googleでソーシャルブレードと検索するとYouTuberの月収を分析するためにSOCIAL BLADEが用いられていることが確認できます。
ただSOCIAL BLADEを利用すれば、TwitterやInstagram、Twitch、Facebook、Mixer、Dailymotionでも使うことができます。
インフルエンサーリストアップを行う
購入型クラファンプロジェクトを成功させることに役立てるのであれば、SOCIAL BLADEを利用してインフルエンサーのリストアップを行いましょう。
SOCIAL BLADEを利用すれば、各種SNSのフォロワーの多いインフルエンサーをランキング形式で表示できるほか、投稿のエンゲージメントを調べることが可能です。
インターネットユーザーは毎日多種多様な広告を目にしています。その結果、広告に対して嫌悪感を抱く方も多いです。
総合広告代理店のイーライフが行った調査によれば、ネット広告で不快になったことがあるという方は約8割に登ります。
また楽天マーケティングの調査では約半数の方はフェイクニュースと広告を関連付けているようです。
そんな中でインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングは購買促進効果が高いとされています。
WOM(Word of Mouth:口コミ)マーケティング協議会の調査によればSNS利用率が高い層ほどインフルエンサーを信頼しており、インフルエンサーマーケティングが有効だと言います。
同調査によれば、広告主の1割ほどしかインフルエンサーマーケティングを重要視していません。
そのため本記事を読んでいる方の中にもインフルエンサーマーケティングに消極的な方もいるかもしれませんが、特にSNSマーケティングにおいてインフルエンサーマーケティングは重要です。
しかしインフルエンサーマーケティングを行ううえでは誰に依頼するかを慎重に検討する必要があります。依頼するインフルエンサーによっては広告効果が薄いためです。
たとえばSNSで多くのフォロワーを抱えるインフルエンサー(に見える方)の中にはフォロワーを購入している方もいます。そういった方に広告を依頼しても効果は薄いでしょう。
商品と依頼するインフルエンサーが合っていない場合にも効果は小さいです。たとえば美顔器の購入型クラファンを考えていたとします。フォロワー数が同じ女性インフルエンサーでも、「水着姿をたくさん載せているインフルエンサー」と「メイク動画(画像)をたくさん載せているインフルエンサー」では売上への貢献度が異なります。
また同じメイク動画(画像)を載せているインフルエンサーでも、普段からファンと交流を持っているインフルエンサーとそうでないインフルエンサーではやはり売上への貢献度が異なるでしょう。
インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、紹介を依頼する商品に合った、質の良いインフルエンサーを選ぶ必要があります。
SOCIAL BLADEのSNSの関連数値を分析し、紹介を依頼したい商品に合ったインフルエンサーをリストアップしていきましょう。
レビュー記事・動画依頼をかける
インフルエンサーのリストアップが完了したらレビュー記事・動画依頼・写真投稿依頼をかけましょう。
一般的な商品紹介依頼の場合、費用・料金相場は1回のSNS投稿でフォロワー数×2円〜4円が相場とされます。
たとえば以下の条件のとき、見積金額は30万円となります。
- インフルエンサーのフォロワー数:2万人
- 起用人数:5万人
- フォロワー単価:3円
- Instagramフィード投稿1回
インフルエンサーに商品紹介を依頼する場合、企業からの依頼であることを明示する企業としない企業がありますが、明示するべきでしょう。
インフルエンサーマーケティングにおいて約40%の方が企業からの依頼か不明確な場合にマイナスの印象を抱くようです。
一方で企業からの依頼であることを明示した場合には約25%の方が「良い情報を教えてくれてありがたい」と、約30%の方は「とても良いことだと感じる」と回答しています。
なお購入型クラファンプロジェクトにおいて商品の開発段階の場合には、インフルエンサーに監修役を依頼するという方法もあります。
購入型クラファンで販売する商品へのフィードバックをもらうことでブランド価値を高めるヒントを得られるうえ、インフルエンサー監修の商品として名前を借りることができるのは大きなメリットです。
インスタハッシュタグを自動生成してくれるTagsFinder
TagsFinderはInstagramのハッシュタグを自動生成してくれるサービスです。
主に4つの機能があります。
- ハッシュタグジェネレーター:投稿に最適なハッシュタグを見つけることが可能です。
- ハッシュタグ統計:自分の国で人気のハッシュタグを確認可能です。
- 関連ハッシュタグ:InstagramとTwitterのユーザーが使用する関連ハッシュタグを参照します。
- ローカルハッシュタグ:対象とする街や場所で最も使用されているハッシュタグを確認可能です。
この中でもおすすめなのがハッシュタグジェネレーター機能です。
なおいずれの機能も無料で利用できます。
人が集まっているハッシュタグを把握し、SNSオーガニック集客を図る
Tags Finderのハッシュタグジェネレーターを利用することで、選択したキーワードに基づいて上位30個のハッシュタグを見つけることが可能です。
Instagramでは1つの投稿に最大30個のハッシュタグを使用することができます。
つまり使用上限にあたる30個のハッシュタグを、ハッシュタグジェレネーターを利用することで、見つけることができるということです。
(ただし大量にハッシュタグを付けることが必ずしもInstagramのオーガニック集客において正解とは限らないため注意しましょう)
インフルエンサーマーケティングのように、多くのフォロワーを抱えているインフルエンサーの力を借りる方法もあります。
しかし自社や自社ブランドが多くのフォロワーを抱えていれば、インフルエンサーの力を借りずとも効果的にSNSマーケティングを行うことが可能です。
Tags Finderを利用し、適切なハッシュタグを見つけ、普段からユーザーにとって有益な投稿を心がけ、自社や自社ブランドの集客を図りましょう。
購入型クラファンTwitterプレゼント企画方法
購入型クラファンのTwitterプレゼント企画はTwitterで購入型クラファンの商品を紹介し、リツイートやDMを行ったユーザーから抽選で任意の人数にプレゼントを行う企画です。
企業がTwitterアカウントのフォロワー数を短期間で増やすために行うことが多いですが、賛否両論があります。賛否両論については、次の項目で触れていきます。
メリットとデメリット
購入型クラファンのSNSマーケティングの一環としてプレゼント企画を行うことにはメリットとデメリットがあります。
メリット
購入型クラファンのメリットとして第一に考えられるのが、ユーザーに商品を認知してもらうことができることです。
たとえばプレゼント企画の応募方法をRTにすれば、RTによって、自社アカウントだけでなく、自社アカウントをフォローしていたAさんをフォローしているユーザーにツイートを見てもらうことができます。
SNSの性質上、AさんのフォロワーはAさんに似た属性を持つ方が少なからず存在するでしょう。
そういった方はAさんのリツイートによって、商品を認知し、興味を持つ可能性があります。
またアカウントのフォロワーを集める効果が期待できるでしょう。日本で最もフォロワー数が多いTwitterのアカウントは元ZOZOの前澤です。
彼はひたすらお金を配る(お金のプレゼント企画を行う)ことで、日本1のフォロワー数を獲得しました。
さらにSNSでプレゼント企画を行うことでバンドワゴン効果が期待できます。バンドワゴン効果は「ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択するものをさらに増大させる」心理効果です。
多くの方がプレゼント企画に応募していれば、それを見たユーザーはその商品がそれだけ人気であり、優れていると認識するでしょう。その結果、プレゼント企画に外れた方も、商品を購入してくれる効果が期待できます。
デメリット
プレゼント企画のデメリットの1つめが、コストがかかることです。
プレゼントの数が少なければ、かかるコストは低いですが、それだけ注目を集めるのが難しいでしょう。
一方でプレゼントの数を増やせば、注目を集められるかもしれませんが、より大きなコストがかかります。
利益率が高い商品であれば、大きな影響はないかもしれません。しかし利益率が低い商品を扱っている場合には、プレゼント企画のコストの影響が大きいと感じるでしょう。
またプレゼント企画では価値のあるフォロワーを獲得することができないという批判もあります。
Twitterではフォロワー数ではなく、アクティブなフォロワー数が重要です。
もちろんプレゼント企画でもアクティブなフォロワーも獲得できるでしょう。しかしプレゼント企画で獲得できるフォロワーは非アクティブなことが多いです。
プレゼント企画のツイートをリツイートしているアカウントを確認すると、懸賞アカウントと呼ばれるような、様々なプレゼント企画をリツイートしているアカウントが多いです。
さらに懸賞アカウントではなくとも、投稿頻度が極端に少なくアクティブではないアカウントも少なくありません。
なお見せかけのフォロワーが増えるだけでも、フォロワーが増えやすくなるメリットがあります。これもバンドワゴン効果の1つです。多くの方がフォローするという選択をしていることが、フォローする方をさらに増大させます。
ただフォロワー数が増えると、相互フォロー狙いのフォロワーの獲得が難しくなるといったデメリットもあります。
多角的に判断し、プレゼント企画を行うべきか判断しましょう。
応募条件の設定
Twitterのプレゼント企画で一般的な応募条件は「いいね」「フォロー」「RT」「DM」です。
中でも「RT」「フォロー」は重要になります。なお他にも様々な応募条件の設定方法があります。
たとえば懸賞アカウントのようなアカウントを除外したいのであれば、以下のような応募条件が考えられるでしょう。
- フォロワー数〇〇以上
- (一定期間の中で)リツイート以外のツイートが○件以上あるアカウント
- LINEのオープンチャットへの参加
ただ条件を増やせば、プレゼント企画への参加者は減ることが予想されるため注意しましょう。
企画を進める上で注意すべきこと
企画を進めるうえで不手際がないように、注意点などはツイートのリプ欄で忘れずに告知しておきましょう。
よくある注意事項の例は次の通りです。
- 当選者のアカウントはツイッター上で報告
- 鍵アカウントは無効
- 当選者にはDMで発送先を聞く
- 24時間以内に返信がない場合は無効
- 発送先は日本国内のみ
- 引用RTは抽選の対象外
購入型クラファンInstagramプレゼント企画方法
購入型クラファンのプレゼント企画とInstagramを利用して行う方法もあります。
Twitterでプレゼント企画を行う場合とはいくつか違いがあるため解説していきます。
メリットとデメリット
Instagramでプレゼント企画を行うメリットはTwitterで行う場合と似ています。
応募方法によりますが、たとえばコメント欄に@で友達のアカウントを記載してもらう方法なら、応募者の友達に認知してもらうことが可能です。
またコメントとライクの数が増えれば、「発見」欄に投稿が載り、より多くのエンゲージメントを獲得できます。その結果、商品を認知してもらうことができるでしょう。
しかしInstagramでプレゼント企画を行うデメリットはTwitterで行う場合よりも大きいかもしれません。プレゼント企画を行うことでフォロワーが増えにくくなる可能性があります。
Instagramでフォロワーを獲得する主な方法はハッシュタグ検索と発見欄への掲載です。
どのアカウントが優先的に表示されるのか、Instagramは公開していません。しかしフォロワー数に対するコメントとライクの数が重要だといわれています。
プレゼント企画を行うと非アクティブで、プレゼント企画以外でライクやコメントをしない懸賞アカウントのフォロワーが増えるでしょう。
その結果、普段の投稿のフォロワー数に対するコメントとライクが減り、ハッシュタグ検索の上位や発見欄にプレゼント企画以外の投稿が表示されにくくなる可能性があります。そしてフォロワー数が増えにくくなる仕組みです。
応募条件の設定
応募条件として一般的なのは「コメント」「ライク」「@で友達をタグつけ」「前後数個の投稿にライクとコメント」などです。
応募条件は必要に応じて、調整しましょう。
企画を進める上で注意すべきこと
企画を進める上で注意すべきことは、プレゼント企画でフォロワーを獲得してもすぐにフォロワーが減ってしまう可能性があることです。
フォロワーを維持したい場合には、次回のプレゼント企画の開催を匂わせるなど、フォロワーを維持する方法を考えましょう。
OMPでは中だるみしがちなプロジェクト中のサポートも実施中。
いかがでしたか?
クラウドファンディングプロジェクトを公開する前にSNSで認知を広めて事前集客することはもちろん、中だるみしがちなプロジェクトの最中でもSNSマーケティングが役立ちます。
中でも、プレゼント企画は認知を一気に広めるチャンスです。
商品をプレゼントすることのメリット・デメリットは双方ありますが、妥協できるラインでの挑戦はしてみてもいいのではないかと思います。
インフルエンサーを起用するにしても、的外れな方を選んでは効果が期待できません。
是非、参考にしてみてください。
グループチャットではいくつものプロジェクトを経験した先輩方の意見もバンバン聞けるので、濃いリアルな情報を聞けます。
Amazonで垢バンリスクにおびえながらひとり黙々と孤独に作業しており、精神的につらいとOMPに入ってこられる方も少なくありません。
仲間たちと進捗状況を報告しあいながら、またお互いのプロジェクトにいいね!しあいながら一緒に盛り上げていくOMPの絆に最初驚かれる方もいらっしゃいます。
「同じ時期に入ってきたあの人がもうプロジェクト始めている!自分も契約とって早く起案したい!」と仲間の実績が奮闘するための起爆剤になるので頑張れる方もいらっしゃいます。
仲間と一緒に頑張れる環境は貴重ですよね!僕たちと一緒にクラファンやりませんか?
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