クラウドファンディングでもっとも大事な時期は、プロジェクト開始前~開始直後のスタートダッシュです。
しかし、プロジェクト開始してしばらく経ったら、あとは指を加えて終了を待つだけではありません。
今回は、クラウドファンディングの最適な募集期間と、スタートから終了までの打ち手についてお伝えします。
【この記事を読むことで得られるメリット】
- クラファンの最適な募集期間やスケジュール感がわかる
- プロジェクト終了までに支援を最大化できる
物販クラウドファンディングの最適な募集期間
クラウドファンディングの募集期間はプロジェクトによって大きく変わります。
Makuakeの場合は最大で89日と、約3ヶ月プロジェクトを掲載できますが、物販クラファンの募集期間はだいたい1~2ヶ月と見ておくといいでしょう。
ただ、この1~2ヶ月の間はただ放っておくだけでなく、多くの方に認知するための様々な対策を計画的に行うようにしましょう。
なお、クラファン準備や終了後のリターン配送なども含めて、メーカーとの独占契約期間は6ヶ月くらいが目安です。
最近はクラファンサイト側からも「独占契約期間は6ヶ月くらいがいい」と言われることがあります。
クラウドファンディング期間中の3つの波と特徴
物販クラファンに限らず、クラウドファンディング期間中は大きく分けて3つの波があると言われています。
それが、「スタートダッシュ」「中だるみ」「ラストスパート」の3つです。
スタートダッシュ
クラウドファンディングで最も支援者を集めやすい時期がスタートダッシュです。
特にプロジェクト開始から1週間がとても大事な時期です。
そのため、クラファンは開始前にどれだけ準備と事前集客を行っているかで勝負が決まると言われています。
ここで乗り遅れると、後述する中だるみ期間~ラストスパートでも支援を伸ばすことが難しくなります。
逆にスタートダッシュに成功すると、中だるみ期間以降でも支援を増やしやすくなるので、最終的に大きな差になります。
そのため、クラファンに取り組んだばかりの人は、まずはクラファンLPの作成や事前集客に力を入れるといいでしょう。
中だるみ期間
中だるみ期間とは、クラファンスタートしてから1~2週間以降から終了直前までの期間です。
一番期間としては長いですが、もっとも支援が集まりにくい時期でもあります。
Makuakeでは最大で3ヶ月までクラファンの掲載期間を設定できますが、あまり長くしても、この中だるみ期間が長くなるだけです。
また終了まで余裕のある時期でもあるので、プロジェクトを見つけた支援者が「まだ時間あるから後で考えよう」と先延ばししてしまい、結局忘れられることも考えられます。
物販クラファンの最適な募集期間を1~2ヶ月としているのはそのためです。
とは言っても、中だるみ期間でも、後述するような打ち手を講じることで集中力を切らさず、支援を伸ばすことができます。
状況によりますが、特に好スタートダッシュが切れた場合は好循環で支援を集めやすくなるので対策を試してみた方がいいでしょう。
ラストスパート
終了直前(終了1週間前以降)のラストスパートは、スタートダッシュほどではないですが、支援を集めやすい時期です。
「まだ1ヶ月くらいある」と「あと1日しかない」では、どちらが購入に促しやすいかは、明らかに後者です。
あなたも、割引期間が今日までだったり、今日で販売が終了したりする場合に、つい背中を押されるように購入してしまうことはないですか?
このように、ラストスパートは「今すぐ買わないといけない」という状況を作り出すことができるため、駆け込みで支援を集めやすくなります。
クラウドファンディング開始前~終了までに講じる打ち手
では、クラウドファンディング期間中に講じる打ち手には、どのようなものがあるかお伝えします。
もちろん、ここで挙げたことはすべて実践する必要はないですが、支援が見込めそうだったり、費用や工数に余裕があったりしたら試してみるといいでしょう。
プロジェクト開始前
クラウドファンディングではスタートダッシュが重要なので、事前集客をしっかりと行い、支援してもらえそうな人に認知を行います。
- Facebook広告や自分のSNSで拡散する
- ティザーLPで見込み客を集める
- LINE公式でクラファン当日まで購買意欲を高める
物販クラファンは商品力が第一ですので、必ずしも事前集客が功を奏すとは限りませんが、注力したい商品は上記のような事前集客で見込み客を増やすようにしてください。
詳細は以下の記事をご覧ください。
その他、タスク量や商品への注力度に応じて、プレスリリースを活用したり、クラファン担当者にメルマガ依頼を行ったりしましょう。
スタートダッシュ期間
事前集客がうまくいくと、スタートダッシュで多くの方に支援をもらえるようになり、1日で100~200万円以上売り上げることもできます。
利益率が30%とすると、1日で30~60万円くらいの利益が1日で手に入ることになるので、インパクトは大きいですね。
もちろん、この時点でプロジェクトの成功が見えるのですが、好スタートを切れると、ランキング上位に掲載されることも不可能ではありません。
ランキング上位になれば、Makuakeではトップページに掲載されるので、多くの人に「これ売れているみたいだな」と興味を持ってもらえます。
さらにMakuakeの場合、キュレーターと言われる担当スタッフに掲載を依頼する必要はありますが、ランキング上位になるとニュースレターに掲載されやすくなります。
つまり、ランキング上位に掲載されることで、より大きな支援を得られるようになります。
また、この時点で卸の引き合いが複数あれば、一般販売に向けても希望が見えてきます。
中だるみ期間
最も期間が長く、支援を集めにくいのが中だるみ期間ですが、この期間でも売上を伸ばすことは十分可能です。
魅力的な商品であれば、中だるみ期間中でも購入する支援者はいますので、できることは試し、集中力を切らさずに盛り上げていきましょう。
雑誌の掲載依頼
クラファン商品を掲載したいと考える雑誌の編集者は案外多いので、有名雑誌であっても臆することなく問い合わせてみましょう。
雑誌は性別、年齢、職業、独身or既婚or子持ちなどターゲットの属性が細かく設定されています。
リターンのターゲットの属性に合った雑誌にアプローチをしていきましょう。
クラウドファンディングの市場は男性支援者が多いとは言われますが、場合によっては、ここで女性の支援者にもアプローチできます。
企画内容によってはモニターさんを募ることもあるので、試供品を提供するようにしましょう。
クラファン期間中のプレスリリース
プレスリリースは、スタートダッシュの対策でも行いますが、中だるみの期間でも何回か実施してみてもいいでしょう。
ただし、内容によって売上に大きく貢献できたりできなかったりするので、しっかり内容は考えるようにしましょう。
ただ単に「支援〇〇万円達成」などの情報告知だけでは大きな支援は得られない傾向にあります。
プレスリリースの詳細については、以下の記事をご覧ください。
Facebook広告運用
広告費や、Facebook広告経由の購入率から判断する必要はありますが、可能であればスタートダッシュ期間に続いてFacebook広告を活用するようにしましょう。
ラストスパート期間
プロジェクト終了が近づいてきたら、支援数をさらに伸ばすチャンスになります。
駆け込み需要を促すことができるラストスパートで、よく使われる戦略がSNSプレゼント企画です。
駆け込み需要が期待できるプロジェクト終了1週間前くらいを目安に、Twitterならリツイートなど拡散してくれることを条件に抽選でプレゼントを行う企画です。
プレゼントはリターンの関連商品にすることが多く、メーカーから仕入れる分コストがかかりますが、一定の効果は期待できます。
十分利益率を見込んでいるのであれば、試してみてもいいでしょう。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
【まとめ】スタートダッシュだけでなく中だるみ対策やラストスパートの打ち手も考えよう
以上、クラウドファンディングの最適な募集期間とスタート後の打ち手についてお伝えしました。
事前集客から中だるみ期間のプレスリリース、雑誌掲載、ラストスパートのプレゼント企画など、期間中に様々な打ち手があることがお分かりいただけたと思います。
もちろん、商品力が高いこととクラファンLPで訴求力を高めることが前提となりますが、爆発的に支援を伸ばしているプロジェクトは、裏で様々な打ち手を講じているのも事実です。
もし、注力していきたい商品や好スタートを切れた商品であれば、いろいろ試してみるといいでしょう。
もし、「自分の商品の場合はどうしたらいいか」気になる方は、無料相談を随時受け付けていますので、良かったらお問合せフォームより気軽にご連絡ください。
また、LINE登録で無料6大プレゼント中なので、物販クラファンの内容をより知りたい方は登録してみてください。