飲食店の開業でクラウドファンディングを利用して成功する4つのポイント

「飲食店を開業したいけど、どう資金調達しようか」

「PRも兼ねてクラウドファンディングを活用しようか」

飲食店を開業する際の資金調達の手段としては、金融機関からの融資、補助金・助成金もいいのですが、クラウドファンディングを活用する人も増えています。

実際に飲食店と購入型クラウドファンディングは相性が高く、MakuakeやCAMPFIREを見ても物販系だけでなく飲食店のプロジェクトも多数見られます。

そこで、飲食店のクラウドファンディングの成功のポイントについて解説します。

クラファンを活用することで資金調達だけでなく、店舗のPRやテストマーケティングにも活かせるので、ぜひ利用してみましょう。

 

成田光
クラウドファンディングのノウハウは、様々な業種のプロジェクトに応用できます。

 

【この記事を読むことで得られるメリット】

  • 飲食店と相性のいいクラファンサイトがわかる
  • 支援者に提供するリターンの考え方がわかる
  • 飲食店のクラウドファンディングで支援を集める方法がわかる

飲食店と相性のいいクラファンサイト

飲食店と相性のいいクラファンサイト

クラウドファンディングを立ち上げる際、まずは起案するクラファンサイトを決めないといけません。

なかには、飲食店に特化したクラファンサイトも複数あったのですが、2023年現在はほとんど姿を消しています。

しかし、飲食店だからといって飲食店に特化したクラファンサイトでなくても大丈夫です。

おすすめは、物販系で選ぶクラファンサイトと大きな相違はなく、基本的にはMakuakeかCAMPFIREがいいでしょう。

物販系で多くの起案者に利用されているGREEN FUNDINGは、飲食店に関するプロジェクトが少ないので選択肢から外します。

実際に飲食店でクラウドファンディングを起案する人の多くが、MakuakeかCAMPFIREを利用している印象です。

MakuakeとCAMPFIREの主な違いについては以下の通りです。

MakuakeCAMPFIRE
手数料20%17%
トップページ支援の多いプロジェクトが掲載多くは広告掲載
クラファン審査やや厳しい平均的
キュレーターのサポートありあり

MakuakeとCAMPFIREの大きな違いは、トップページに掲載されているプロジェクトです。

Makuakeのトップページは、支援を得られたプロジェクトがピックアップされる傾向が強いです。

そのため、プロジェクト開始直後のスタートダッシュで成功すると、ますます認知が広がり支援を得やすくなり、良い循環が生まれます。

プロジェクト開始~1週間の間でいかに支援を集めるかが重要なので、事前集客について十分検討しておく必要があるでしょう。

事前集客で失敗すると挽回するのがやや難しくなります。

一方でCAMPFIREのトップページについてはほとんどが広告掲載となっています。

そのため、スタートダッシュの影響はMakuakeほど大きくなく、事前集客に成功しても盛り上がりに欠けるところがあります。

飲食店のクラウドファンディングのリターン設定

飲食店のクラウドファンディングのリターン

飲食店のクラウドファンディングの主なリターン設定について解説します。

お伝えしたことをもとにして、多くの支援を集めた飲食店のプロジェクトをリサーチしていくとリターンを考えやすいでしょう。

ある程度型があり、奇抜で斬新なアイディアが必要というわけではないのでご安心ください。

また、購入型クラウドファンディング全般のリターンの考え方については、以下の記事も併せてご覧ください。

特に以下のリターンの考え方については飲食店のプロジェクトでも重要です。

  • 「超早割」「早割」でバンドワゴン効果を狙う
  • 松竹梅の法則を意識する
  • 高額のリターンを用意しておく(店舗の貸し切りなど)
  • リターンは多くても10個以内でシンプルな設定を心がける

クラウドファンディングのリターンとは? 購入型なら知りたい6つの設定方法

 

会員権

会員権をリターンにするのは、特に完全会員制の飲食店によく用いられていますが、とてもよく見られるリターンの1つです。

それだけ、会員制の飲食店とクラウドファンディングは相性がいいと言えます。

割引券

新メニューやコースなどと割引価格で提供する割引券も、非常によく用いられる方法です。

会員制の飲食店でなければ、割引券をメインにリターンを考えるといいでしょう。

クラウドファンディングでは飲食店に限らず、同じ提供サービスでも割引率に応じて複数リターンを用意することがよくあります。

「超早割」「早割」と表示されたリターンのことです。

これは早期にお得な価格で支援してもらいやすくすることで、プロジェクト開始初期から支援を集めやすくするためです。

先ほどお伝えしたように、クラファンは初期で支援が集まるほど拡散されやすく、支援がより集まりやすくなります。

この戦略は、飲食店でも欠かせません。

しかも、飲食店の場合はクラウドファンディングをきっかけに来店したお客様がリピーターになる可能性もあり、継続的な売上に繋がるでしょう。

店舗貸切権

飲食店のクラウドファンディングは、通常の食事割引券や会員権の他、高額の店舗貸切権が用意されていることが少なくありません。

イベントやパーティーの主催に利用できそうな店舗であれば、ぜひ設定しておくといいリターンです。

通常の安価なリターンに比べると支援する人は少ないですが、1人でも支援すれば支援額を大きく押し上げます。

「1人でも支援してもらえればOK」という高額リターンの設定も、クラウドファンディングでは定石なので覚えておきましょう。

店舗に関連する物販

「遠方で来店が難しいが支援したい」というニーズにも応えるため、物販を行うのもいいでしょう。

実店舗では場所を選びますが、物販であれば全国各地から支援されます。

ロゴ入りのグッズも悪くないのですが、飲食店ですから、関連する食品や材料、加工品、レシピ集の方が支援は得られるでしょう。

  • 店舗の肉料理で使っている○○産の牛肉
  • 店舗で作っている秘伝のタレ
  • オーナーシェフ直伝のレシピ集 etc・・・・・・

このように、店舗の料理を自宅でも再現できるリターンだと、支援者に喜ばれます。

飲食店のクラファンLPの作成方法

飲食店のクラファンLP

飲食店のプロジェクトでも、当然クラファンLPを作成してプロジェクトの魅力を伝えなる必要があります。

しかし、基本的な作成方法については物販系のプロジェクトと大きく変わるものではありません。

飲食店のLPの特徴を言うと、料理の写真など画像で訴求した方が伝わりやすいことが多いので、文字よりもビジュアル重視のLPがいいでしょう。

この点を踏まえて、以下の記事をご覧ください。

思わず購入したくなるクラウドファンディングのページ作成手順と方法|基本構成や訴求ポイントも解説

物販クラウドファンディングの成功例と成功のコツをクイズ形式で解説します

クラウドファンディングを成功に導く宣伝方法を全公開

飲食店のクラウドファンディングで支援を集める方法

飲食店のクラファンで支援を集める

では、実際に飲食店のクラウドファンディングでどのように支援を集めるかについて解説します。

クラウドファンディングの支援というと、大きく分けると身近な人から支援を得ていく方法と、不特定多数から支援を得る方法があります。

物販系のプロジェクトでは不特定多数からの支援が中心となりますが、飲食店の場合は身近な人からの支援も取り入れたいところです。

そこで、身近な人から支援を得ていく方法と、不特定多数から支援を得る方法に分けて解説します。

いずれの方法を取るにしても、特にプロジェクト開始前の事前集客には力を入れるようにしましょう。

身近な人から支援を募る方法

飲食店のプロジェクトでは、身近な人から支援を得ることも効果的です。

ただ、初めて飲食店を開業する場合、プロジェクト直前になって「飲食店始めるので支援してください」と言っても、なかなか支援してもらえないでしょう。

FacebookなどのSNSに投稿したところで、「一体あいつはどうしたのか?」とびっくりされることになりかねません。

これでは、いくらFacebookの友達やインスタやX(旧Twitter)のフォロワーが多くても支援は集まりにくくなります。

開業準備している段階から少しずつ飲食店の開業についてSNSで発信したり、身近な人に話したりしてください。

飲食店やイベント系のクラウドファンディングは、人間関係が濃いほど支援を得やすいことを考えると、Facebookはかなり相性がいいでしょう。

信頼関係を築いている人が多ければ、Facebook上でプロジェクトを拡散してくれて、思った以上に認知が広がることがあります。

やりすぎは逆効果になりますが、場合によってはFacebookでシェアしてもらうなど拡散を依頼するのもありでしょう。

不特定多数から支援を募る方法

物販系のプロジェクトなどと同様、飲食店のクラウドファンディングでも、事前集客を中心に不特定多数から支援を募ることは必要です。

身近な人からの支援は、広告費不要で打率の高い方法ではありますが、多くの場合は、自分のSNSでの拡散だけでは絶対数で限界が出てきます。

よほどSNSのフォロワーが多ければ話は別ですが、他のクラファンプロジェクト同様に、広告費をかけて認知を拡大する必要があるでしょう。

方法としては飲食店だからといって特別な施策があるわけでなく、次のような他のプロジェクトと同様の施策を検討していきましょう。

  • 事前集客(SNS広告⇒ティザーLP⇒LINE登録)
  • プレスリリース
  • クラファンサイト提供の依頼広告 etc・・・・・・

詳細については、以下の記事をご覧ください。

クラウドファンディングを成功に導く宣伝方法を全公開

【まとめ】飲食店の開業もクラファンを活用してみよう

以上、飲食店のクラウドファンディングについてお伝えしました。

物販のみならず、飲食店もクラウドファンディングとの相性はとても良く、多くの店舗で実施されています。

他のプロジェクト同様、多くの支援を集めるコツがあるので、PRとテストマーケティングを兼ねて資金調達するといいでしょう。

なお、飲食店ではないですが、物販系のクラファンプロジェクトについては、拙著「物販×クラウドファンディング実践大全」に詳しく掲載しています。

クラウドファンディングで支援を得るための基礎をすべてまとめているので、興味のある方はご覧ください。

【試し読み可!】リスクのない新物販法「物販×クラウドファンディング」とは?

 

また、物販クラファンについては、無料相談を随時受け付けています。興味のある方はお問合せフォームより気軽にご連絡ください。

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